Bar酔粋駅近

2018.07.19号掲載

酔粋駅近

1階は気軽に入れてお一人様も歓迎のカウンター席が中心。この日は、初めて来たというカップルや女性1人客が、リラックスした雰囲気でジンギスカンを楽しんでいた


道産子の誇り 広めたい

[地下鉄南北線 北仙台駅]
焼肉・ジンギスカン220(ニイニイゼロ)

北仙台の横丁、仙台浅草=ディープな飲み屋街というイメージは昔の話。ここ数年、若者向け飲食店の出店が相次ぎ、親しみやすい下町といった風情に変わってきた。今回はそんな仙台浅草から「焼き肉・ジンギスカン220」を紹介。地下鉄南北線北仙台駅南1出入口から徒歩3分。開いた扉から肉の焼ける匂いが路地に流れ、入店前から思わずおなかがぐぅと鳴る。
店主の半田晃大さん(39)は北海道帯広市出身。以前は宮町で焼き肉店を営んでいたが、1年前仙台浅草へ移転するに当たり、ジンギスカンをメインに据えた。「仙台はなぜかジンギスカンが苦手な人が多い。本当のおいしさを広めたいと思いました」との話に本場愛が感じられる。
ジンギスカンにもいろいろ流派(?)があるそうだが、220は半田さんいわく「道東流」。ドーム型の鉄鍋に、まず玉ネギ、カボチャ、モヤシ、自家製のたれに漬け込んだラム肉をのせる。その上にキャベツをかぶせ、蒸し焼き状態にしてから炒める。ジュウジュウいう音とおいしい匂いの湯気。たまらん! これはもうビールでしょ。いつもの相方とサッポロクラシックで乾杯。甘辛い味付けの熱々の肉や野菜を冷えたビールで流し込む。これぞ夏の醍醐味。
続いて半田さんが「羊肉の味わい深さを知ってほしくて」と北海道美深町から仕入れる「ホゲット」の焼き肉を頼んだ。ホゲットとはラムとマトンの間の1~2歳未満の羊の肉。羊肉らしいうま味とラムの柔らかさを併せ持つ。これまた箸が止まらない。レモンサワーに切り替え肉を頰張る。
実は半田さん、本格的な飲食業界歴は4年余りとそう長くない。縁、経験、フットワークの軽さがうまくつながり今に至る。「ふわっとしてるからですかね」とはにかむ笑顔は確かに“ふわっと”優し気。でも内には「仙台浅草を盛り上げていきたい」と熱い心を秘めている。そんなところもきっと良い人、良い縁を引きつけるのかも。これからの仙台浅草、期待大です。

文/佐藤陽子
写真/菅野利

メニューから

「ジンギスカン」(ラムもも)980円

迷ったらまずはこれから、という定番のジンギスカン。トッピングでうどん(200円)を追加するのがお勧めだ。この他にホゲット肉とラムソーセージ、キムチを食べ、ビール、レモンサワーを飲んで(カメラマンはウーロン茶)6005円。

焼肉・ジンギスカン220(ニイニイゼロ)

  • 青葉区昭和町5-56
    営/17 :00~翌2:00
    休/木曜
    ℡022-208-3209

地下鉄南北線 北仙台駅 最終電車
泉中央駅行 24:06(金曜24:18)
富 沢 駅 行 23:52(金曜24:04)

※価格は商品(1点)の総額 (本体価格+消費税)

女性ライター2人が、仙台市地下鉄沿線を中心に、駅近くのすてきなお店を紹介する連載「酔粋駅近」。
毎月1回掲載予定です。

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