Feature特集

芋煮会

2017.10.19号掲載

毎日が サラダ日和

ある日、昼食中の編集部(巻)が叫んだ。「サラダって飽きるわ―!」。確かにサラダって、いつも同じ野菜を選びがちでマンネリしてしまう。「最近、スイスチャードとか珍しい野菜を見かけません? あれをサラダに入れればいいのかな。そもそもおいしいんですかね」。(巻)の疑問を解決しようと、「珍しい野菜」の生産者を訪ねてみることにした。(岡)

カラフル野菜はいかが


飲食店のニーズも

教えてくれたのは、若林区で西洋野菜を作っている高山真里子さん。露地とハウスを合わせ80㌃ほどの畑でスイスチャードやロッソケール、ヴェルテケールなどを育てている。

収穫した野菜は仙台市内の飲食店と直接取引する他、直売所やスーパーなどに納める。飲食店の店主から「これを作ってほしいんだけど」と、イタリア野菜の種を渡されて育てることもあるそうだ。「気候が違うから、袋に書いてある育て方は役に立たないのよ。イタリア語だからそもそも読めないんだけど…」と、高山さんは笑う。
 
大学卒業後に10年近く東京で働いたあと、実家の農業を継いだ。東日本大震災で津波の直撃を受け、稲作は委託。復旧した畑で少量多品種の野菜を栽培し続けている。どうして珍しい西洋野菜を作ろうと思ったのだろう?
 
「面白そうって思ったのが、きっかけ」と高山さん。「知名度の低い野菜を作れば、キャリアが浅くてもベテラン農家に比べられることはないしね」と話す。

栄養も非常に豊富

高山さんの畑の野菜たちは、実にカラフルだ。茎が赤や黄、オレンジと色鮮やかなスイスチャードは、ベータカロテンとビタミンEの他、カルシウムやマグネシウム、カリウムがたっぷり含まれている。それゆえ、免疫力アップや生活習慣病予防、体の塩分排出による血圧上昇抑制が期待できそうだ。
 
ロッソケールやヴェルテケールなどのケールは、女性にうれしい食物繊維とビタミン類が豊富。紫色のジャガイモであるシャドウクイーンとピンク色のジャガイモであるノーザンルビーは、抗酸化作用が強いアントシアニンを多く含み、眼精疲労の緩和や動脈硬化の予防にいいとされている。

イタリア野菜の赤からし水菜や青からし水菜は、骨の生成に欠かせないミネラルが豊富に含まれている。

高山さんが育てている野菜は、写真映えするような見た目の華やかさだけではなく、栄養価も非常に高いということが分かる。

それでは、どうやって食べるのが一番おいしいのだろう。「新鮮なうちに刻んでサラダにするのが一番よ!」(高山さん)。ということで、畑で取れたばかりの野菜をたっぷり使ったサラダを作ってもらった。


サラダにしたら写真映えしそうなスイスチャード


ロッソケール

断面が色鮮やかなシャドウクイーン(左)とノーザンルビー

ぴりっと刺激的な赤からし水菜(左)と青からし水菜

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