Feature特集

2018.05.10号掲載

てくてく
スニーカー通勤

薄着の季節が近づき、ますます気になるおなか回り。運動不足だと分かっていても、なかなか習慣的に運動できない人が多いのでは。スポーツ庁は昨秋、忙しくて対策を取れない働き盛りの世代に向けた官民連携の「FUN+WALK PROJECT(ファン プラス ウォーク プロジェクト)」をスタートさせた。スニーカー通勤の推奨など日常生活で取り入れやすい「歩く」意識を高め、運動習慣につなげる考えだ。「わざわざ」ではなく、「ついで」の時間を活用してメタボ解消の一歩を始めよう。(せ)



小まめに歩こう すきま時間


「宮城県民で自分の1日の歩数を知っている人は20%もいません。まずは15分プラスして歩くことが大事です」と佐々木さん

宮城県庁エレベーター脇の張り紙。「2UP3DOWN(上2階、下3階までは階段で)」

県庁の階段にはカロリー消費量ややる気アップの標語が

「FUN+WALK」は1日8000歩が目標。現在の日本人男性の平均歩数7194歩にプラスして約1000歩、時間で10分多く歩くことを勧める。スニーカー通勤は、まずは歩きやすい格好がモチベーションになるという考えで、メーカーも対応の靴を続々発売している。

その前に! 自分は毎日どれくらい歩いているのか。編集部でも日常の歩数をスマホアプリなどで計ってみた。プラス1000歩も具体的になると取り組みやすい。

宮城は1500歩プラス

と、ここで宮城県保健福祉部健康推進課の佐々木留美子さんから「宮城県では1日あと1500歩多く歩こうという取り組みを推進中です」との情報が。県民の健康寿命を延ばすことを目的とした「第2次みやぎ21健康プラン」の中で「歩く」ことを2022年までの最重点目標にしているが、さらに1500歩追加する必要があるというのだ。

ご存じの方も多いと思うが、宮城県はメタボ(40~74歳、予備群含む)の割合が全国3位(15年度 29・3%)。しかも8年連続3位以内という不名誉な実績がある。

「原因の一つとして、1日の歩数の少なさが考えられるのです」と佐々木さん。歩数は男性6803歩で全国40位、女性6354歩で31位(16年国民健康・栄養調査、厚生労働省)。車通勤が多いのか、食べ物がおいしいのか―。メタボの多さや歩数の少なさの原因は明らかではないが、思い当たる節はありそう。県ではウオーキングマップの作成やセミナーを行うなど産官学連携で取り組む。

細切れに楽しく

「日常で負担にならない程度で細切れの時間を使い、楽しんで続けることがこつ」と佐々木さん。県庁で働く皆さんも「地下鉄は途中で降りて2駅分は歩く」「エレベーターでなく階段を使う」など意識することで、「肥満率が下がった」そうだ。

忙しい毎日でもちょっと寄り道、遠回り。意識して余計に歩くことが、健康という幸せにつながるのだ。

 

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