Feature特集

2018.10.18号掲載

そろそろ 冬支度 
健康編

秋が深まり、空気がひんやり澄んできた今日このごろ。近づく冬への備えは進んでいますか? 今のうちに「体と住まいの冬支度」をしっかり準備して、健康&快適に乗り切りましょう。(よ)

インフル、冬の熱中症 ご用心

「冬に気を付けたい病気」って何だろう。宮城県女医会会長の岩﨑恵美子さんに聞くと、まず挙がったのはインフルエンザ。「気温が下がり、空気が乾き、粘膜が荒れるなど、感染しやすい条件がそろう11月ごろから流行し始めます」


ならば早く予防接種を、と気がせくが、効果が強いのは3カ月ほどなので、接種が早過ぎると流行中に効き目が弱まる恐れも。「接種後、効果が出るまで2週間かかることを考慮し、11月半ばから後半の接種がいいでしょう」とアドバイスする。

ウイルスは鼻と喉の間(上咽頭)で増えるため、鼻水には多量のウイルスが含まれる。「鼻をかんだ手に付いたり、くしゃみで飛ばされたりしてウイルスは広がります。外出先から帰った時など、手洗いを徹底することが予防の基本です」

意識して水分補給

暖かい部屋で過ごす時間は冬の楽しみ。しかしそこにも注意点が。「意外ですが、冬も熱中症のような症状が起こりやすいのです」。暖房や空気の乾燥などで、自覚がないまま体内の水分が失われ、脱水症状が起きてしまう。緑茶には利尿作用があるので、お茶だけでなく、水や湯も飲むことをお忘れなく。

同じく家の中で怖いのがヒートショック。暖かい部屋からトイレや風呂場などの寒い所へ行くと、温度差で血管が収縮し、心筋梗塞や脳梗塞などが起きるリスクが高まる。「家の中の温度差はできるだけ小さくしましょう。動脈硬化や高血圧の持病がある人は特に注意を」と呼び掛ける。

ストール1枚持参

女性に多い冷えの悩みについても聞いた。「筋肉量が少ないと、体内で熱を作り出す力が弱く、冷えになりやすいです。ウオーキングやストレッチで筋肉を増やすことが大事です」。お勧めは大きい歩幅で1日20分程度の早歩き。体を湯船で温めることや、鍋など温かい食事を取ることも、冷えに効果的だ。

「外で寒さを感じた時は、首を温めるだけでも違います。ストールやスカーフを1枚持っているといいですよ」。冬を元気に過ごすため、今のうちから体を冷やさないように気を付けて、筋肉を増やす「貯筋」もしておこう。

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