Feature特集

2019.05.09号掲載

すごいがいっぱい
仙台国際音楽コンクール

才能あふれる若きピアニスト、バイオリニストが、世界中から杜の都に集まる時が来た。「第7回仙台国際音楽コンクール(SIMC)」が5月25日㈯に開幕する。音楽家人生を懸けて挑むハイレベルな真剣勝負を、自分の目と耳で体感してみよう。(よ)

2001年に始まり、3年に1度開催されてきた仙台国際音楽コンクール。今回は39の国と地域から過去最高となる467名の出場申し込みがあった。「ヨーロッパの音楽学校などで知名度がかなり高くなってきたようです」と、コンクール事務局の星優さんが解説する。

レベルの高い音楽家が集まる理由の1つに、コンクール入賞者の活躍がある(表参照)。星さんは「『バン・クライバーン』は2009年に辻井伸行さんが優勝したことでも知られる権威あるコンクールですし、『インディアナポリス』も世界中の若手バイオリニストが目指す著名なコンクールです」と強調する。


審査委員も「一流」

また審査委員の豪華な顔触れも「格」を引き上げる。各国の音楽大学の学長や世界トップクラスのバイオリニスト、ピアニスト、指揮者らが名を連ね、「音楽家にとっては『この先生に評価してもらえるなら出場したい』とのモチベーションにつながります」(星さん)。


音楽の世界選手権

予備審査を通過したのは12歳から28歳までの約80人。この中の1人はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター就任が決まったため出場を辞退しており、コンクールのレベルの高さを物語るエピソードとして話題になった。

まるで世界のトップアスリートが出場する世界選手権のように、音楽家の精鋭が仙台に集結し覇を競う仙台国際音楽コンクール。将来、リサイタルのチケットが入手困難になるようなスターの原石と出会えるかもしれない。


 


2ページにつづく

特集