Feature特集

2019.05.23号掲載

リフォーム新発想

そろそろリフォーム? 住み慣れたわが家もライフステージの変化によって間取りや仕様を見直すことが日々の快適さにつながる。また資産としての維持管理の意味でもリフォームは必要だ。今号では資金調達やリフォーム効果を高めるポイントを紹介する。新時代の幕開けとともに住まいを考えてみては。(せ)

支払いは利息のみ

リフォーム需要が高いのはシニア世代だ。年金や預貯金はあっても手元に現金を残しておきたいものだが、高齢になるほど住宅ローンは組みにくくなる。そんな悩みを持つ人は多いはず。

今、注目を集めているのが、自宅を担保にお金を借りる「リバースモーゲージ」だ。主に60歳以上が対象で月々の支払いは利息のみ。死亡後に担保物件を売却することで元金を返済する仕組みだ。

「まさに発想の転換で生まれた商品。相続人の有無にかかわらず契約できるので、家を残す必要がないと考える人向き。高齢化社会で中古住宅の活用が注目される中、今後ニーズが高まる仕組みと捉えています」と説明するのは七十七銀行本店ローンセンター所長の設楽友也さん。


日本人には特に、家は親から子へ住み継いでいくべきという考えが根強いが、空き家問題にみられるように現実的に無理も生じてきている。リバースモーゲージは、資産としての持ち家(マンションを含む)を活用し、自分たちの暮らしの「今」を豊かにできるという発想だ。

融資は住まい限定

金融機関によって内容は異なるが、七十七銀行の「シニアハウスサポートプラン」は住宅金融支援機構の「リ・バース60」を活用。住宅の建設・購入やリフォーム、借り換えなど使い道を住まいに特化している。「3年ほど前から取り扱っており、このところ問い合わせが増えています。仙台圏では、郊外の家から利便性の良い駅近物件への住み替えの他、年金生活を機に毎月の住宅ローンを抑えたいという人が、ローンの借り換えとともにリフォーム資金を手にするケースが多く見られます」(設楽さん)。


同プランの融資額は、原則担保評価額の6割まで。元金は亡くなったときに相続人が一括返済するか、担保物件の売却などで返済する。売却の結果、元金の金額に満たないとき、相続人に不足分が請求される「リコース型」、請求されない「ノンリコース型」が選べる。金融商品ゆえさまざまな条件があるにせよ、これからの時代の選択肢の一つとして要チェックだ。

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