Feature特集

2019.05.30号掲載

夏 やまがた 水遊び

気温の高い日がぐんと増え、そろそろ涼が恋しくなる季節。山形県には自然と触れ合いながら水遊びを楽しめるスポットがたくさんある。大人も子どもも暑さを忘れて夢中になれること間違いなし。緑深まる初夏の山形で、水と親しむ旅はいかが。(サ)
※価格は商品(1点)の総額 (本体価格+消費税)

 


寒天質のヌルで覆われたジュンサイ

村山市にある大谷地沼で、天然ジュンサイの摘み取り体験ができるのをご存じ? ジュンサイは、水がきれいな深さ約60~110㎝の沼地に生えるスイレン科の水生多年草。茎から出る新芽は寒天質の「ヌル」に覆われ、ちゅるんとした独特の食感が特徴だ。


大谷地沼の広さは約10ha。「じゅんさい沼」とも呼ばれ、毎年6、7月ごろに鮮やかな緑色の葉が水面(みなも)を覆い尽くす光景は圧巻。

箱舟に乗ってジュンサイ摘み体験


大谷地沼のジュンサイの摘み取りは、江戸時代から続く初夏の風物詩だが、近年は摘み手不足により採取量が減少し、翌年に新芽が出なくなる悪循環に陥っているそう。

そこで「株式会社大高根じゅん菜採取(旧大高根じゅん菜採取組合)」は、より多くの人に摘み取りを体験してもらうことで問題を解決しようと「ジュンサイ収穫チケット」を1枚1100円(保険料込み)で販売。購入すると、畳1枚ほどの箱舟に乗り、昔ながらの手摘みでジュンサイを収穫できる。

そばの陣の「そばの陣セット」(1000円)
そばの陣ではジュンサイを400円で提供している


収穫したジュンサイは100g80円で買い取ってもらえる他、買い取りを希望しない場合は1kgまで無料で持ち帰ることもできる。たくさん採るにはこつがいるが、同社社員の指導を受けながら体験できるため、初心者でも安心して楽しめる。希望者は3日前までに予約が必要。

摘み取り体験を終えたら、沼のほとりにある「そばの陣 じゅんさい」で食事はいかが。最上川三難所そば街道の一番店で、自家製そば粉を使った手打ちそばが好評。ジュンサイが採れる時季は、ゆがきたてを味わえる。


酒田港と島を結ぶ
「定期船とびしま」
海づり公園
酒田港から定期船で約75分。日本海に浮かぶ飛島は豊かな自然に恵まれた山形県唯一の有人島。大昔、海底火山の噴出物が隆起してできたことから、島内のいたるところで珍しい地形や風景に出合え、2016年には「日本ジオパーク」に認定された。

島全体が絶好の釣り場で、全国から多くの太公望が訪れることでも有名。防波堤や磯場の他、初心者や家族連れにも安心の「海づり公園」があり、これからの時期はマダイやアイナメなどが狙えるそう。

北前船の寄港地として栄えた「飛島」

海水浴を楽しむなら「飛島海水浴場」へ。入り江になっているため波が穏やかで、泳いでいる魚を確認できるほど水が透き通っている。約1カ月の海開き期間中、平日は比較的すいているので、プライベートビーチ気分を味わえるかも。
飛島海水浴場

飛島遊漁船業協議会(旅館おばこ)が用意する漁船タイプの遊覧船もチェック。飛島の西方にある御積島(おしゃくじま)を巡る40分コース、飛島を一周する90分コースがあり、自然が造りだした雄大な景観を楽しめる。

この他にもトレッキングやバードウオッチングなど魅力がいっぱい。自分なりの楽しみ方で、ゆったりと「島時間」を満喫してみては。

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