Feature特集

2019.07.11号掲載

インドカレーの世界

無類のカレー好きである編集部員Eが「今、スパイスをたっぷり使ったインドカレーにハマっているんで特集しませんか」と興奮気味に提案してきた。家庭でのインドカレーの作り方のこつや、スパイスの活用法を知りたいという。次のページでは宮城県出身のカレー伝道師・印度カリー子さんのインタビューと直伝レシピも紹介!(あ)
価格は商品(1点)の総額 (本体価格+消費税)

シンドールで展示してある
スパイス
鮮やかな手つきで
ナンの生地を伸ばすシェフ
高温のタンドール窯で
一気に焼き上げる

テクニック伝授

早速訪ねたのが青葉区五橋にあるインド料理店「シンドール」。ドアを開けると漂うカレーの香りに、編集部員Eが幸せそうな顔。店長の角田慎樹さんが、自宅でインドカレーを作る際のこつなどを教えてくれた。

「まずは基本となるパウダースパイス『クミン』『コリアンダー』『ターメリック』をそろえれば、インドカレーを作れます」と角田さん。「カルダモン」「クローブ」「シナモン」などに代表されるホールスパイスは「お好みで」とのこと。最近はどちらもスーパーなどで簡単に手に入る。

ただし、インドカレーにおけるスパイスは、味ではなく香りを付けるためのもの。塩などでベースの味をしっかり決めておくのもポイントで、家庭でインドカレーを作る際にコンソメなどを使うのもお勧めだという。

続いて、インドカレーの人気メニュー「バターチキンカレー」を作る際にシンドールのインド人シェフが駆使するテクニックを教えてくれた。「ちょっと値段は高いですが、カシューナッツと水をフードプロセッサーでペースト状にして加えると、こくと深みが別格です」(角田さん)。

最後に、インドカレーの材料としてよく使われるトマト。缶詰を使うと便利だが、角田さんは「酸味に角があるのが気になる」そう。そんな時は、強火で煮立てると(175度程度)、角の取れたまろやかな味わいになるとか。

シンドールのランチセット「シンドールスペシャル」(1480円)。カレーを3種選択でき、ナン、サフランライス、チャパティ、パラタから選べる。タンドリーチキン、サラダ、ドリンクも付く


スパイスを活用


せっかくそろえたインドカレーのスパイスを使い、家で作る「ルーを使ったカレー(おうちカレー)」もグレードアップできる。

まずは普段通り「おうちカレー」を作り、パウダースパイスを香りが飛ばないよう鍋の火を止める直前に加えよう。ホールスパイスは、油で熱して(弱火)香りを移し、油ごとカレー鍋にイン。ともに、がらりと風味が変わるそうだ。

子ども用の甘口カレーでは物足りないというお父さんは、皿に盛った後で構わないので「チリペッパー」「ブラックペッパー」「ガラムマサラ」を振りかけてみて。ピリリと辛い大人向けのカレーに変身するという。

最後に、「インドカレーでも、ルーを使ったカレーでも、スパイスに凝るなら辛さは控えめに」と角田さん。そのほうが香りや食材の味が引き立つからだ。なるほど「辛くてなんぼ」はもはや前時代的価値観なのかも。

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