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2019.07.18号掲載

クラヲタ芸人
せんくら2019を語る

仙台が極上の音楽であふれる「第14回仙台クラシックフェスティバル(せんくら)」が10月4日㈮~6日㈰に開催される。MC(進行役)として初登場するお笑いコンビ「バクコメ」の秀作さん、半澤弘貴さんと、仙台市市民文化事業団の石濱あゆみさんが「せんくら」の魅力を語り合った。(よ)

石濱 バクコメさんは吉本興業の「宮城県住みます芸人」として、2013年から仙台在住なんですよね。

秀作 はい。仙台に来て「せんくら」を初めて知った時「街を挙げてクラシックを推す、すげえイベントがある」ってテンションが上がりました。クラシック大好き芸人として、何らかの形で携わりたかったので、今回はめちゃめちゃうれしいです。

石濱 秀作さんがクラシックを好きになったきっかけは?

秀作 志村けんさんのコントです。小学生の時、「白鳥の湖」のメロディーを口ずさみながらまねをしたら、友達にすっごくウケて。皆が知っている曲は笑いのスイッチになるって気付いたんです。

石濱 音楽関係の仕事は増えましたか。

コンサートでMC

秀作 仙台や山形などでクラシックコンサートのMCを務めています。自身の動画配信「しゅーちゅーぶ」でも、BGMにクラシックを使っています。お笑い芸人の立場で、堅苦しくなく音楽の魅力を伝えていくのが僕らの役割だと思っています。

半澤 僕は吹奏楽とオーケストラの違いも分からなかったほど、クラシックの知識はないです。けど下手に知識を増やそうとせずに、クラシックが分からない人の代弁者として、素朴な疑問をぶつけていきたいです。



石濱 せんくらは「普段クラシックコンサートに足を運ばない人も、ちょっと聴きに来て」というコンセプトです。公演時間は45~60分、料金も1公演1000~2000円にしています。
 3日間で103アーティストが仙台に集結しますし、厳かというより「お祭り」な感じなので、出演者もいろいろなことに挑戦してくれます。日頃ソリストとして活躍している出演者が競演する「ガラ・コンサート」は見どころの1つですよ。

オケの生音に感動

秀作 0歳児から聴けるプログラムもあるって、いいですね。

石濱 小さなお子さんも、楽器の「生の音」に、気軽に親しんでもらえる点が魅力です。

秀作 僕は大学時代、演奏会でブルックナーを初めて生で聴いて感激しました。最初に弦楽器がカサカサと小さく音を奏でた瞬間、ステージから風を感じたんです。生き物がいるような、呼吸するようなライブ感。この感覚は、録音ものでは体験できません。

半澤 自分が知っている映画やドラマのテーマ曲をオーケストラの生演奏で聞くと「かっこいい」と感じます。

秀作 生のステージが3日で89公演もありますね。スケジュールを組み立てるのは大変じゃないですか?

石濱 大変です(笑)。内容が似ている公演は日や時間をずらしたり、関連のある公演ははしごしやすいようにしたりします。お客さまも、どの順序で何の公演を聴くか、悩みながら組み立てるそうです。上手に組んで1日に10公演もはしごする人もいるんですよ。

半澤 10公演はすごい。もはやフェスのノリですね。われわれも出演するので、気軽に聴きに来てください。

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