Feature特集

2019.09.05号掲載

着物で秋のお出掛け

涼やかな風が吹き、おしゃれをして出掛けたくなる秋はもうすぐ。今年は着物姿で粋な街歩きを楽しんではいかが。ライター初挑戦の(古)が、着物大好きの女性にインタビュー。その魅力にぐぐっと迫りました。(古)

話を聞いたのは、伊達武将隊の「くの一・畑」さん。仙台城下を忍者衣装で活動しているだけでなく、定期的に「着物で女子会」のイベントを主催している。この日は菱形文様のシックな着物に、大きな花柄の帯の組み合わせ。首元にちらりと見える、ピンクと白い水玉模様の半襟がかわいい。

着る機会を増やす

「昔の日本文化の良さを伝えていくのも武将隊の役割

でございます。しかし着物を着る機会がなかなかないとの悩みを聞き、女子会を企画することになったのでございます」

2014年から月1回程度のペースで開催。街に出掛けたり、ハロウィーンイベントをしたり、仙台銘菓を使った和風パフェや、つまみ細工を作ったりと、趣向を凝らして「着物でわいわいと楽しむ場」を作ってきた。

参加者は平均15~30人で30・40歳代が中心。「着物姿を皆に褒められると自信になります。着物を着て、一緒に楽しんで、たくさん写真を撮って、参加して良かったと思ってもらえることが何よりです」と話す。

手持ちの小物活用

畑さんのような「着物女子」になりたいと思っても、着物がない人はどうすれば…。「着物には『プチプラ』な物もございます。私はアンティークのお店や骨董(こっとう)市で探しています。値段にかかわらず、気に入った1枚と出合えれば、着物を着たくなります」と畑さん。

また自宅のタンスにある、ちょっと地味な着物でも、ベレー帽やブーツなど手持ちの小物を合わせれば、あっという間にモダンな着こなしに。小物を合わせやすい秋は、ビギナーにはうってつけの時季なのだとか。

動きに合わせてちらりと見える部分の色合わせを工夫したり、帯留めなどの小物にひそかに意味を持たせたりと、粋でさりげないおしゃれも楽しめる。

畑さんが薦める仙台市内の「着物でお出掛けスポット」は、四季折々で美しい風景が見られる定禅寺通や、鮮やかな色合いがフォトジェニックな瑞鳳殿など。壱弐参(いろは)横丁や文化横丁かいわいも、レトロな雰囲気がマッチする。「着物を着たいと思った時が着どきでございまする」。力強い言葉で締めてくれた。

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