Feature特集

2019.10.17号掲載

ほくほく甘〜い
サツマイモいかが?

秋が深まるほど恋しくなるサツマイモ。冷えた手で湯気の立つ焼き芋を包み、「わぁ、熱い!」とはしゃぎながらほおばる幸せといったら! 今すぐ食べたくなったあなたのために、家庭でできる焼き芋やアレンジレシピ、仙台生まれの新品種など「おいも」にまつわる話題をたっぷりお届けしよう。(あ)

仙台朝市にある今庄青果で毎年11月ごろから提供される冬の風物詩は、分厚い鉄釜でじっくり甘味を引き出す焼き芋だ。家で手軽に作る方法を教えてもらえないかな…と訪ねた。

「まず食べてみて」と、焼き芋を手に現れたのは専務の庄子泰浩さん。甘味とサツマイモらしい香りがぎゅっと詰まって、おいしい! 「でしょ。これ、電気調理鍋で作ったんだよ」。なんと、のっけから「家庭でできる焼き芋」が登場した。蒸し焼きでうま味を逃さず、ゆっくり温度を上げて甘味を立たせるのがポイントだそう(詳しい作り方は下記)。

サツマイモは品種によって食感が異なり、例えば、「紅あずま」や「鳴門金時」などの「ほくほく系」や、「安納芋」などの「ねっとり系」がある。どちらの食感がいいかはお好みで。同店の焼き芋は、その中間でしっとりした食感の「紅まさり」を使う。


家で焼き芋を作るために、お店でサツマイモを選ぶ時のポイントは、小さめの手のひらサイズが「甘味を感じやすくてお薦め」(庄子さん)。ふっくらした形を選ぼう。両端の切り口に蜜が出ているのはたっぷり甘味をたくわえた印だ。低温貯蔵で熟成が進む秋から冬にかけてが最もおいしい時期だ。家庭での保管は、新聞紙などに包み冷暗所で。

今庄青果

今庄青果
青葉区中央3-8-8 仙台朝市内 問/℡022-227-9547
営/8:00から 休/日・祝日、仙台朝市に準じる
焼き芋の販売は毎年11月ごろ始まり、11:00ごろから販売する(なくなり次第終了)


庄子さんに教わった3通りの方法で「おうち焼き芋」作り。小さめのサツマイモを選び、電気調理鍋と厚手の鍋、魚焼きグリルをそれぞれ試してみた。

❶電気調理鍋
底に浅く水を入れ、くしゃくしゃとしたアルミホイルを広げて2〜3枚ほど重ねた上にサツマイモを乗せ、サツマイモが水に浸からないようにして加熱する。途中、水がなくなったら足す。
約40分で完成。蒸し焼き効果でしっとりした食感、甘味も十分。

❷厚手鍋

①と同様に準備し中火にかける。沸騰したら弱火にし、途中で水がなくなったら足す。
約1時間で完成。①と同様にしっとり仕上がり、甘味はより強く感じた。冷めてもぱさつかず、おいしい。

❸グリル

魚焼きグリルにアルミホイルを敷いてサツマイモを置き、焦げないように上にもアルミホイルをかぶせて弱火で焼く。
約40分で完成。皮に食欲をそそる焦げ目がつき、焼き芋らしい見た目になった。甘味と風味が濃縮され、栗に似た味を感じる。冷めると少しぱさついた。


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