Feature特集

2020.01.30号掲載

分けて 手放す
ゆる〜り片付け術

そろそろ異動や就職、進学などで新生活の準備を始める時季。実は身の回りの不要な物を整理するグッドタイミングでもあるのです。普段の片付けが苦手な人もご一緒にどうぞ。キーワードは「分けて手放す」ですよ。(幸)


取材先は仙台市内でお片付けアドバイザーとして活動しているおかだ美香さんの自宅。案内されたリビングは、期待通りセンスの良い家具や植物に囲まれたすてきな空間だ。そして余計な物がない。どうしたらこんなに片付いた部屋になるの?

おかださんは「片付けることと、物を収納することはイコールじゃないんですよ」と言い切る。片付けが苦手な人に共通するのは、カゴやプラスチックケースなど『収納するための入れ物』をたくさん持っていることだそう。「入れる物を決めていても、余計な物も入れて結局ぐちゃぐちゃになり、うまく使えない場合が多いです」と指摘する。

台所を例に挙げると、ありがちなのはキッチンカウンターの上が物であふれているケース。ほとんど使わない多機能家電やキッチングッズを収納するため、よく使う物が収まらず発生する現象だという。

「みんな気軽に物を持ちすぎているのだと思います。自分の周りに置いて本当に心地よいと感じる物だけを持つよう心掛けましょう。そうすれば、入れ物をたくさん用意しなくても収まるはず」(おかださん)。はい、100均グッズを駆使して食器を収納したはいいけど、取り出しにくくて使っていないのは私です…反省。


では、既に持っているたくさんの物はどうしたらいいの?

おかださんによると、片付けのファーストステップは「収納している物を全て出し、分ける(分類する)」ことだという。ただし、分けるイコール捨てる物を選ぶこと、と考えると「いらない物はこれしかなかった」と挫折しがちなので注意を。


初めて片付けに取り組む人にお勧めしたいのが、さまざまな分類方法の中でも使用頻度を「よく使う」「時々使う」「ほとんど使わない」「全く使わない、壊れている」の4グループに分類する方法だ(図)。分類したら、グループごとに適正な配置場所や手元に残すかを決めよう。「全く使わない」は判断が容易だが、注意したいのは「ほとんど使わない」グループ。思い切って手放して後悔する場合もある。おかださんは「迷う物は一時保管でOK。ただし、見直す時期を必ず決めましょう」と呼び掛ける。目につきやすいところに保管し、存在を忘れないようにするのがポイントだ。

「いる」「いらない」の二者択一ではなく、一時保管もOKと分かれば捨てられない罪悪感も和らぐ。さあ、自分が取り組みやすいところから挑戦しよう。


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