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2017.07.20号掲載

親子で探そう!「ビル化石」

いよいよ夏休み。お出掛けの予定は決まっていますか? 「仕事や家事で忙しいし、遠出はちょっと…」と言うパパやママにお勧めしたいのが、親子でできる街中の化石探し。ショッピングがてら楽しめて、ハンマーも長靴も要りません。化石愛好家グループ「みちのく古生物研究会」会長の曵地泰博さんに、こつを教わりました。


市中心部は宝庫

百貨店やオフィスビルなどの内装には、天然石材の大理石(石灰岩)が使われていることが多く、床や壁、柱を注意深く観察すると化石を見つけることができます。

曵地さんはこれを「ビル化石」と呼んでいます。仙台市中心部は実は「化石の宝庫」なのだとか。

探し方のポイントは、化石が入っている可能性の高い大理石を見つけること。サンゴや貝などの骨格や殻が堆積してできた岩石なので雨に弱く、主に内装材や化粧材に使われているといいます。

ただし、大理石でもマグマの熱の影響を強く受けたものは化石が残りにくいそう。建物の外部に使われることの多い花こう岩(御影石)は、マグマが冷えて固まったものなので化石はありません。

想像力働かせて

「手始めにアンモナイトや貝類、コウイカの仲間のベレムナイトなど、比較的数が多く、形の分かりやすい化石を探してください。慣れるとウニのとげや有孔虫など小さなものも発見できるようになります」と曵地さん。石材の切断方向によって化石断面の見え方も変わるので、何の化石か想像力を働かせてみよう。

街中では古いビルが新しいビルに入れ替わっていくので、新たなビル化石を発見できる可能性があります。この夏は宝探し気分で街へ繰り出してみませんか。

ただ、公共の場所では周囲の人の迷惑にならないよう心掛け、施設管理者の許可を得た場合のみ、写真撮影してください。





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