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2017.11.02号掲載

PC、スマホで託児を依頼
会員相互の助け合い、子育てシェア

子どもを預けたい人と預かる人が、インターネットを通してつながる「子育てシェア」が、仙台でも徐々に広がっています。利用者はスマートフォンのアプリかパソコンのサイトで、顔見知りの「シェア友」に託児をお願いしています。専用サイトを運営するのは横浜市の「(株)AsMama(アズママ)」。どんな風に利用されているのか、関係者に話を聞きました。

2013年にスタートした子育てシェアの全国の利用件数は延べ約1万6000件。その多くは幼稚園や習い事の送り迎えだという


信頼関係が基本
会ってつながる


子育てシェアの専用アプリの画面

子育てシェアを利用するには、無料の会員登録が必要。宮城県内には約1060人の会員がいます。誰でも預けたり預かったりでき、スマホの専用アプリなどを通じて都合がつく会員と連絡を取り合っています。
預かってくれた人への謝礼は、1時間500円(アズママが認定するママサポーターか保育士等の有資格者はプラス100円、保育士等の資格を持つママサポーターはプラス200円)。アズママの仲介料はありません。
急用ができて困ったときにすぐ、引き受けてくれる人を探せるのが特長ですが、ネット上でのやり取りに不安を感じる人は少なくないかもしれません。
同社広報担当者は「わが子を預けるのだから信頼関係が基本。専用サイトは、顔見知り同士で使うことが大前提。ネットでつながる際には携帯電話番号の下4桁を認証キーとして登録してもらう仕組みになっています」と説明します。先月も太白区で子育てシェア体験会や地域交流イベントを開き、会員同士が出会い、つながる機会を設けたそうです。
また、万一の事故に備え、子育てシェアの託児には最高5000万円の損害賠償責任保険が適用されます。
アズママは地域で共助活動を広げる「ママサポーター」も独自に養成、認定しています。ネットを利用したeラーニングによる研修で託児の心得や子どもの心身の発達、緊急時の対応を学び、消防署で救命救急講習を受けると認定されます。県内では16人がママサポーターとして活動しています。
「待機児童問題はすぐには解消できない。だから今いる『人の資源』で補完したい」と同社広報担当者。お母さんたちのマンパワーをシステム化して互いの顔が見える関係をつくり、心のこもった支援につなげる。今後は自治体との協働も進めていきたいそうです。

預かる側と預ける側


子育てシェアのママサポーターと利用者の会員さんに、話を聞きました。


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