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2018.01.18号掲載

ママ・パパたちに救いの手
制服リユースショップ

この春、入園・入学を迎える家庭では、準備に忙しい時季ですね。何かと出費が重なり、「制服って案外高価なのね…」とぼやきが聞こえてきそうですが、最近は制服をリユースする動きが広がっています。不用になった制服の買い取りと販売を行う専門店「さくらや仙台店」(太白区)で話を聞きました。

宮城県内の幼稚園、中学、高校の制服や体操着、バッグなどが整然と並べられた店内。在庫も含めると約6500アイテムあるそうです。ソックスやリボン、上履き、帽子などもある上、使用回数が限られる中学の体育用柔道着、替えが欲しいワイシャツやジャージも人気だそう。

代表の片浦一枝さんは、3人の子どもを育てたお母さん。高松市にある全国でも珍しい制服リユースショップ「さくらや」の、「お母さんたちの負担を少しでも減らしたい」という理念に共感し、本部に直接交渉して2016年にパートナーとして仙台店をオープンしました。制服代を負担に感じた自らの子育て経験から、「絶対に必要としている人がいる、と出店に向け夢中だった」と話します。

口コミなどで評判が広がり、現在は県北など遠方から訪れる人もいるほど。学校や幼稚園のバザーなどと違い、1年中いつでも購入できるので、転入生や成長期でサイズが合わなくなった人にも重宝されているという。思った以上の反響に「こういうサービスが待たれていたんだと実感しました」と片浦さん。


お下がりっぽさ
なくす工夫を


商品を販売する上で片浦さんが重視するのは、「『いかにもお下がり』には見せない」こと。買い取った制服は名札やネーム刺しゅうを取り外し、ほつれや擦れなどを補修した後、クリーニングに出します。ソックスやシャツは丁寧に漂白も。子育て経験があるからこその心遣いです。

息抜きできる
情報交換の場に


販売価格は、使用年数や状態、定価によって1点ずつ異なります。制服は細かくサイズが分かれていることが多いので、購入時にはぜひ試着を。同店のウェブサイトで学校ごとの在庫を検索できます。

買い取りも常時受け付けているので、気軽に相談を。クリーニングは必要ありませんが、ひどい汚れは丸洗いなどして落としてから持ち込みましょう。長く保管していたものはカビがないかチェックして。県内は出張買い取りも行います。「卒業直後は手離し難くても、半年もたつと置き場所に困り始めるようです」と片浦さん。思い当たる家庭は、押し入れに眠る制服を引っ張り出してみては。

核家族化や共働きの増加で、昔ながらの近所付き合いが薄れつつある現代。片浦さんは「昔あった譲り合いやお下がりの文化を、時代に合った形でもう一度盛んにしたい」と話します。「地域のママがちょっと立ち寄っておしゃべりして、息抜きや情報交換できる場にもなれば最高」と張り切っています。




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