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2018.03.22号掲載

入学前に通学路点検
仙台・まもらいだーがアドバイス

子どもが小学生になると、親の目が届きにくくなります。登下校時や遊びに出掛けるときに1人でも安全に行動できるよう、入学前から備えておくことが大切です。通学路点検のポイントを、仙台市教育委員会の学校防犯巡視員「仙台・まもらいだー」から実地に教わりました。

狭い道やこども110番の家

親子で情報共有を



長崎亜紀さん(右)と帆花(ほのか)ちゃん

青葉区内で6校の小中学校区を定期巡回している齋藤哲さんと一緒に、同区の新1年生長崎帆花(ほのか)ちゃんと母親の亜紀さんが、入学予定の小学校まで歩いてみました。

自宅前の坂道には、ガードレールや縁石で区切られた歩道がありません。白線で歩行者用通路であることを示す路側帯が設けられているものの、道幅が狭く、時折、車がはみ出して走って行きます。

齋藤さんは「一番端っこに寄って歩いてね。ここは走らないで」と帆花ちゃんに声を掛けました。新1年生は体が小さく、走っているとドライバーが気付くのが遅れることがあるからだそうです。


歩道がなく、路側帯も狭い。
「端によってゆっくり歩こう」と齋藤さん


 手を上げ渡る 
信号機のある横断歩道では「運転席から目に付くよう、手を上げて渡る」「信号が点滅したら渡らず、次に青になるまで待つ」と教えました。

さらに進むと、信号も横断歩道もない交差点に出ました。保育園や市のスポーツ施設に出入りする車が頻繁に行き来し「ここは怖い」と亜紀さん。齋藤さんは、手を上げて車が止まったか、車がいないことを確かめてから渡るよう注意を促しました。

歩道のある幹線道路に出て「こども110番たすけてハウス」の表示がある事務所とコンビニの場所を覚えました。「もし『車に乗って道案内して』と声を掛けられたら、中に入って110番してもらおう。近くにいるおじさんやおばさんにお願いしてもいいんだよ」

不審者の出没情報はあまりないそうですが、数年前、児童がすれ違いざまに男に頭を叩かれたり、怒鳴られたりしたそうです。「ストレスを自分より弱い者にぶつける人もいるから」。齋藤さんは防犯標語「いかのおすし」(表参照)を覚え、いざというとき行動できるようにしてほしいと親子に伝えました。

 急に走らない 
小学校が見えると、帆花ちゃんが急ぎ足になりました。その横を自転車が何台も通り過ぎます。車道の交通量が多いため、走行禁止の歩道を通っているのです。「朝の時間帯は、子どもと自転車がもっと多い。とにかく急に走り出したりしないこと」。こう念押しされ、親子が学校に着きました。

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