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2018.05.10号掲載

パパ 挑戦

楽しい読み聞かせ

イクメンが増えています。母乳以外は全部やっています! という「バリバリ」のパパも少なくないのでは?本紙編集部に今春加わったワタクシTは、「ホドホド」程度には頑張っている3歳児の父。ホドホド父の最近のお悩みは、寝る前の読み聞かせ。なかなか寝なくて、父が寝落ちすることもしばしば…。何か良い方法はないのか? 7人の育児をこなした大先輩イクメンで、仙台市子育て支援施設「のびすく泉中央」館長を務める出雲洋一さんに、読み聞かせについてお話を伺いました。

焦っちゃ駄目
Tの悩みへ、出雲さんは「早く寝てほしい、と焦っていませんか? 子どもは親の心を感じ取るから、焦りが伝染して余計に寝てくれませんよ」と鋭い指摘。確かに、寝る前の読み聞かせを少し重荷に感じていたかも…。
出雲さんは「まずは子どもと一緒に楽しんで」と続けます。
ふんわり、いい匂いのママと違って、パパはごつごつ、臭い(?)存在。だからこそ、ママと違った読み聞かせで、子どもと仲良くなろうぜ! ということです。
心掛けるのは「低い声で、優しくゆっくり」「時には、勇ましさを感じさせる元気な言葉遣いも」「書いてある通りじゃなくてもどんどんアドリブで」などなど。個性を出すのが、パパの読み聞かせ。

出雲さん(奥)から指導を受ける編集部T(手前)

子ども中心に
講義を受けた後、Tはのびすくに来ていた男の子を前に、読み聞かせに挑戦。途中つまらなそうな顔になったので、読む文章を途中で切り上げ、次のページに移ると「興味がなさそうとパパが判断してはいけません。めくってと言われてからですよ」と指導が。「楽しむ」主役はやっぱり子どもなのでした。
最後に、お薦め本に「ちいさな くれよん」(下記参照)を紹介してくれた出雲さん。クレヨンが周囲のみんなに色を塗って幸せにするけど、自分は消えてしまうというお話です。「育児でも仕事でも評価されないことが多いけれど、お父さんは家族や世の中のために身を削っていますよね」とぽつり。
その言葉に、思わずTの瞳も潤みます。
ですよねー!

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