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2018.11.15号掲載

命や家族を考えよう
「赤ちゃん登校日」
宮城県内で初実施

地域の親子との交流を通して、小学生が命や家族について考える授業「赤ちゃん登校日」が、10月23日に富谷市立明石台小で開かれました。宮城県内では初の取り組みで、6年生65人が0歳児親子と触れ合い、会場に笑顔が広がりました。

小学6年生が参加
赤ちゃんと触れ合い


「登校」したのは、生後3~10カ月の赤ちゃんとお母さんの11組。5、6人ずつに分かれた児童が親子を囲んで座り、授業が始まりました。

周囲を見回したり、「あー」「うー」と声を出したりする赤ちゃんに、みんな興味津々。やり方を教えてもらいながら、抱っこしました。「落とさないかな…」と緊張気味の子も、「小さい妹がいるから」と慣れた手つきの子も、「笑ってくれた」「あったかーい!」と感激する子も。

お母さんたちは、母子手帳や育児日記、写真、赤ちゃんがおなかにいたころのエコー画像などを見せながら、普段の育児やわが子への思いを話しました。

「大変なことは」「どうやって遊ぶの」「ごはんは何を食べますか」といった質問に丁寧に答え、「少し目を離したすきに1人で階段を上がっていて、どきっとした」「上の子と一緒に子連れで買い物に行くのは、ほとんど『戦い』です」など、リアルなエピソードや本音を披露。児童は熱心に聞き入っていました。

地域の子育て
温かく見守って


最後に、お母さんの1人が「普段、小学生や社会と触れ合う機会が少ないから、今日はとても楽しかった」と感想を話し、「赤ちゃん連れを見かけたら、『かわいそう』ではなく『頑張っているんだな』と思ってほしい。そして気軽に声をかけてね」と全員に語りかけました。

終わってからも、「教室に連れていきたい」と名残惜しそうなみんな。「自分もこんなに小さかったのかと思うと不思議」「指を握る力が強くて驚いた」「赤ちゃんが笑うとママも幸せな気持ちになるという話に感動した」と、おしゃべりが尽きません。

コーディネーターを務めた富谷市の先輩ママ、村上裕子さんは「今日から赤ちゃんを身近に感じるのでは。子育てを温かく見守る地域づくりにつながると思う」と話しました。


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