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2017.12.14号掲載

センダイガールズプロレスリング

センダイガールズプロレスリング


2017年最後の連載に登場してくれたのは、日本を代表する女子プロレスラーで「センダイガールズプロレスリング(仙女)」の代表、里村明衣子選手。初の著書を出版するなど新たなチャレンジを続ける里村選手に、今年1年を振り返ってもらった。


「プロレスファンではない女性にこそ読んでもらいたいです」(里村選手)

女性を励ます一冊


「『かっこいい』の鍛え方 女子プロレスラー里村の報われない22年の日々」は、里村選手が「私自身の10〜30代の悩みと経験をさらけ出した」と語る一冊だ。


女だらけの世界で人間関係に悩んだこと、仙女立ち上げ直後、慣れない飛び込み営業がうまくいかずにスーパーのトイレで泣いたこと、貯金が底をつくほどパチンコにのめり込んだ時期があったこと。プロレスラーとしての葛藤から社長業の苦労、恋愛観まで、これまで語られなかったエピソードや思いが率直な言葉でつづられている。

「本当はもっとポジティブにいきたかったのですが、書いてみて私の持っている性格はネガティブだったんだな、と(笑)。文章にしてみると先行きも見えないし、成功していないし、全然かっこよくない。『おまえが本を書くな』と言われてしまうかもしれません」と苦笑する里村選手。

実はこの本を届けたかったのは「プロレスファンではない女性たち」だったという。

「タイトルに『報われない』という言葉を入れたのも、人生うまくいかない、頑張っても評価されない、報われないと思っている女性が多いことを感じていたためでした。勝ち続けること、成功を手に入れることは難しいし、手に入れられない人が大半。つまずき、遠回りしながら、まだ諦めていない等身大の里村明衣子をさらけ出したかった。読んで、元気になってもらえるとうれしいです」

1年を振り返って


そんな里村選手が2017年の仙女のエポックとして挙げるのが、選手が8人に増えたこと。「中学生の愛海は同世代の子たちに刺激を与えてくれた。気仙沼市出身の佐藤(亜海)は真っすぐで“がむしゃら”な姿勢が見る人の心を打つ。仙女に宮城県の選手2人が増えたことは大きい」。

英国出身のハイジ・カトリーナ選手もこの秋、仙女に正式加入。「ハイジのストイックさに他の選手も刺激を受けている。ぜひ“スーパースター”になってほしい」(里村選手)

今年は先輩選手たちの活躍も光った。

「チャンピオンになった橋本(千紘)は今年1年、頂点に立ち続けてプロレス界を揺るがせた。(DASH・)チサコはプロレスラーとしてはもちろん、私の代わりに外部との窓口を担ってくれるなど今や『彼女がいないと仙女が成り立たない』という存在になっています。(カサンドラ)宮城はCMやラジオなどより幅広い場面で広告塔として活躍してくれました。白姫(美叶)は今、壁にぶつかっていますが、彼女にはスター性がある。これから伸びてくれると思います」と里村選手。

「来年の目標は選手を10人にすることと、女性ファンを増やすこと。どこに行っても精いっぱいやれば結果は付いてくる。まだ興行に行っていない場所でも試合をしたいですね」と抱負を語ってくれた。

【試合・出演情報】

宮城野区文化センター大会

12月18日㈪18:30開場、19:00試合開始
2018年1月13日㈯16:30開場、17:00試合開始
価格/リングサイド5000円、指定席4000円
   (いずれも当日券は500円増し)
会場/宮城野区文化センター
   宮城野区五輪2-12-70
問/仙女事務所 ℡022-395-6945
  (平日10:00~12:00、13:00~18:00)
  WEBサイト http://www.sendaigirls.jp

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