Yamagata旬観やまがた

2020.03.26号掲載

「やまがた満喫!収穫日和」は、気軽に収穫体験ができる人気イベント。この春も、バラエティーに富む体験プランが出そろった。それぞれのエリアならではの珍しい作物もめじろ押し。さぁ、大自然に飛び出して、冬の間になまった体を動かそう。
※価格は商品(1点)の総額(本体価格+消費税)

雪の下から掘り出された見事な自然薯

雪の下で熟成
甘味とこく蓄える

大石田町
新作物開発研究会


古来、滋養強壮や疲労回復に効果があると珍重された自然薯(じねんじょ)。胃の調子を整え免疫力を向上させるといわれるネバネバ成分・ムチンを多く含む点も注目されている。長芋などとはルーツが異なる日本原産種で、栽培が難しいためなかなか出回らない貴重な食材だ。

大石田町横山地区は、水はけがよいという好条件に加えて、地道な土壌改良やたい肥・有機質肥料による土づくりに取り組んだ結果、長くまっすぐで味の濃い自然薯作りが実現した。冬の間、雪に覆われた土の中で熟成されるため、甘味とこくを蓄えさらにおいしくなる。すりおろすと箸でつまんで持ち上げられるほど、とびきりの粘りが自慢だ。

収穫体験では雪が残る畑で土を掘り、収穫した自然薯を持ち帰る。豪雪地帯ならではの自然が育んだ味わいを堪能しよう。


■大石田町新作物開発研究会
 実施日/4月4日㈯~5月10日㈰の土・日曜、祝日
     ※2日前までに要予約
 集合場所/㈲明電(10:00集合)
      大石田町横山99-1
 料金/2400円
    (1団体4名まで。自然薯1本を持ち帰り可)


行者が愛した
貴重な山菜

尾花沢市
やくし食品


その昔、深い山で厳しい修行に励む修験道の行者が食べたと伝わる山菜「行者にんにく」。しゃきしゃきした歯応えと、ニンニクに似た豊かな香りが魅力だ。成長が非常に遅く収穫まで手間と期間がかかるため、手掛ける農家は少なく貴重な作物。

尾花沢市のやくし食品㈱では、豊富で清らかな雪解け水を生かして行者にんにくを栽培する。早春、水分をたっぷり含んだ土から芽吹く葉は、みずみずしく柔らかだ。


みずみずしくて柔らかな「行者にんにく」


体験では、実際に畑に入って鮮やかな緑色の葉を収穫し、約500㌘を持ち帰りできる。お薦めの食べ方は、おひたしや天ぷら、炒め物など。香りとうま味が強いので、刻んで醬油に漬け込めば、ご飯のお供や料理の薬味として重宝する。旬が短いので、時期を逃さず申し込もう。


■やくし食品㈱
 実施日/4月10日㈮~30日㈭ ※2日前までに要予約
 集合場所/やくし食品(10:00集合)
      尾花沢市新町3-11-16
 料金/2500円
    (2名から受付。行者ニンニク500gを持ち帰り可)


食用バラを収穫
食卓華やかに彩る

村山市
農穣(のうじょう)おく山


バラの香りを楽しみながら収穫体験ができる

 


食べ方は生産者に直接聞いてみよう

なかなか目にすることがない食用バラ。花弁の造形の美しさや、華やかな色と香りが、料理をぐっとおしゃれに引き立ててくれる。

「農穣おく山」は、バラの街として知られる村山市で唯一、食用バラを生産する農家。土壌環境づくりや農薬不使用など、持続可能な農業に取り組み、上質でえぐみが少なく香りの良いバラを育てている。

体験では、袋に好きなバラを摘み取り、約100㌘を持ち帰ることができる。品種はピンクのダマスクローズまたは、赤色のルージュロワイヤル。高貴なバラの香りに包まれながら花を摘み取る、優雅な時間を過ごしてみては。

レシピ集をプレゼントしてくれるので、活用法が分からない人も心配無用。収穫しながら、生産者にも食べ方を直接聞いてみよう。いつもの食卓が、ワンランク豪華になるはず。

■農穣おく山
 実施日/6月6日㈯~14日㈰の土・日曜
     ※2日前までに要予約
 集合場所/農穣おく山(9:00集合)
      村山市大槇2429-1
 料金/1700円
    (2名から受付。バラの花1袋、約100gを持ち帰り可)