健康経営優良法人リポート

鉄道の保守管理を行う東軌工業では、長く働ける職場づくりを目指し、健康経営に力を入れています。川畑社長は、取り組みのきっかけとして、業務上、最終列車から始発列車までの夜間の工事が主となり、健康への配慮が必要であることや社員の年齢構成が高齢化している点などを挙げ「若手の採用が難しい中、社員の健康を守ることで離職を減らし、できるだけ長く働いてもらいたい」と語ります。
主に深夜に行われる、鉄道線路保守作業
健康経営の取り組みでは、社内会議の際に、健康に関するセミナーを実施。食生活改善や禁煙、がん予防などのセミナーで、健康の知識やリスクを伝えています。同時に、健康情報のチラシ、ポスターを休憩所などに掲示。産業医からの感染症予防やメンタルケアなどのアドバイスを社員に発信するなど、日頃から健康意識を高める工夫をしています。
また、生活習慣アンケートやストレスチェックなどで社員の状況を把握し声がけすることで、社内のコミュニケーションも良好に。定期健康診断で再検査が必要になった際に、費用の補助を行うことで受診率アップを目指すほか、腰痛を患う社員が多いことから、ラジオ体操の実施や腰痛防止ベストの導入など、さまざまな対策を行っています。
従業員向け健康関連セミナーを定期的に開催
夜勤が主となるため生活リズムが不規則で、食事が疎かになるケースも見られ、食生活改善が課題の一つ。そこで、社内に冷蔵庫や電子レンジを設置し、社員が惣菜などを選んで食事できる「置型社食」を導入。福利厚生サービスで、栄養バランスのよい食事がとれる環境を整備し、食事面のサポートを強化しています。
栄養バランスに配慮した「置型社食」
過去3年の社内アンケート結果では、「健康でいたい」と思う社員が増えているなど、健康への意識が向上。社員面談の場などでも、仕事に対する前向きな発言や、職場環境をより良くするための具体的な要望が増えています。会社の健康経営への取り組みの姿勢が社員との信頼の絆となり、社内活性化につながっています。
社員が生き生きと働く職場には人が集まります。そうした職場をつくる健康経営を行うことは、人材育成・確保への投資とも言えます。まだまだ細かい課題もありますが、取り組みは継続していくことが大事です。社員に長く働いてもらえるよう、健康づくりにおいて、会社としてやれることに真摯に取り組んでいきます。

代表取締役社長 川畑 拓実氏
2025年10月7日時点