身近な問題を見つめ 未来へ問いかける

東北の小中高生が身の回りの出来事を調べたり、社会問題に対する自分の意見をまとめたりする第27回新聞記事コンクール(河北新報社主催、東北6県教育委員会・仙台市教育委員会後援)の入賞作品が決まった。応募総数は1963点で、新型コロナウイルスや環境問題、差別、東京五輪、東日本大震災などをテーマにした作品が目立った。最高賞の河北新報社賞と主な入賞作品を紹介する。(表記を一部直しています)

河北新報社賞

「ワンちゃんのおしっこが電柱を倒す」

仙台市中山中1年 荒美咲(あら・みさき)さん

先日の新聞に「犬の尿で鉄製信号柱倒壊か」という記事がありました。信号機の柱が倒れてしまうと、人に当たったりして大きな事故になるので大変危険だと思いました。そこで、身近にそのような危険があるのかを調べてみました。

最初に近所の電柱を調べてみました。家の近くに根元が腐食している電柱を発見しました。また、犬のおしっこのような跡がありました。

この腐食は犬のおしっこが原因なのか、NTTに聞いてみました。NTTの方の話では「きちんと点検しているので、電柱が腐食していたらすぐに交換しています。そのため、電柱が倒れるような話は聞いたことがありません。腐食の原因が犬のおしっこかどうかはわかりません」とのことでした。

電柱が腐食して倒れたことがないので、その原因まで調べたことはないのかもしれません。「犬の尿で信号柱が倒壊した」という事件は、とても珍しいことなのかもしれません。

次に、犬が電柱におしっこをかけるということはよくあることかと思いますが、そのことは良いことなのかいけないことなのかを調べてみました。

「軽犯罪法」という法律に「汚物を捨てた者は罰せられる」とありました。また「廃棄物処理法」という法律にも「ふん尿を捨ててはいけない」とありました。歩道や公園でおしっこやうんちをすることはいけないことのようです。

私も犬と散歩をしたことがありますが、散歩中におしっこやうんちをすることは当たり前のことだと思っていたので、びっくりしました。

また、家の前におしっこやうんちをされ、そのままにされて困っている人も大勢いることを知りました。ペットショップの店員さんの「おしっこやうんちは家の中でするようにしつけをすることも大切です」という話もありました。  

きちんとしつけをして、気持ちよく犬と散歩ができたら良いと思います。

荒美咲さん

マナー守り地域より良く

父から「犬の尿で信号柱倒れる?」(河北新報7月14日朝刊掲載)という記事が新聞に載っていると聞いたのがきっかけでした。近所を見て回ったら、家から約50メートルの場所で根元がぬれてさびている電柱が見つかり、「本当にあるんだ」と驚きました。

倒れると危ないので、父に協力してもらってNTTの相談窓口を調べ、電話で話を聞きました。犬のおしっこが原因かどうかは分かりませんでしたが、腐食したらちゃんと交換していると聞き、大丈夫と分かってほっとしました。

父と一緒に調べる中で、散歩中の犬のおしっこなどで困っている人が大勢いることも知りました。犬の散歩をする人と、困っている人がどうしたらお互いに気持ちよく過ごせるかを考えました。

私も母の実家に行くたびに飼い犬の「みかん」と一緒に過ごした思い出があります。灰色の中型犬で、私が小学校低学年の時に死んでしまったけれど、楽しそうに散歩したりご飯を食べたりしている姿を覚えています。かわいくて、みんなで大事にしていました。

ペットショップの店員さんは、トイレのしつけのほかに、散歩中の犬のおしっこはペットボトルの水で流すなどのマナーについても話していました。

飼い主がマナーを守れば、地域はきれいで安全なより良い環境になると思います。他の人が嫌な思いをしないよう、犬の散歩をする人はきちんとマナーを守ってくださいと伝えたいです。

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編集局長賞

「鹿島神社」

宮城県加美町鳴瀬小6年 斎藤蒼梧(さいとう・そうご)さん

僕が住む加美町宿集落には、約400年前に建てられた鹿島神社があります。僕は、願い事があると必ず鹿島神社に参拝します。今年の夏、僕は子供会行事で鹿島神社に伝わる二つの伝説を知りました。

「昔、宿には水泳の得意な弥助がおり、大雨で洪水になると川に飛び込んで流木を拾う役目を果たしていました。いつものように流木に馬乗りになると、それは丸太ではなく大蛇の腹でした。弥助は恐怖で溺れ死にました。村人は弥助を哀れみ、その場所を「弥助囲」と名付けました。

二つ目は、宿に住んでいた娘が人間に化けた大蛇に恋をした伝説です。だまされている娘を気の毒に思ったカエルが忠告しますが半信半疑。娘はこっそり男の着物に赤い糸を通した針を刺して追うと、ほら穴の中に血だらけの大蛇がいたのです。娘は、己を恥じてわび、多くの若者のための縁結びの神になりたいと沼に身を投げて死にました。その娘を供養し、神としてまつったのが鹿島神社の「おものめ様」です。

僕は伝説を聞いて、弥助囲と大蛇のほら穴の場所を知りたくなり、昭和39年発行の町史を調べましたが、開田揚水機場付近とだけ記されていました。伝説を語り継いだ先代の宮司も今年100歳で亡くなり、詳しく聞くことができません。

しかし、僕の家族は鹿島神社とつながりがあると気づいたのです。僕の祖父母は開田と呼ばれる場所でネギを栽培しています。そこは昔、海の幸や山の幸を東西に運ぶにぎやかな船着き場で地域交流が盛んでした。開田は大雨になると一番被害を受けます。きっと弥助囲は、僕の家の畑がある辺りではないかと考えます。

また、僕の母は鹿島神社の巫女(みこ)で、結婚式も鹿島神社であげました。縁結びのおものめ様の像に見守られながら結婚した両親のおかげで、僕は幸せに暮らしています。

鹿島神社の伝説を知り、僕の家族は弥助とおものめ様に守ってもらっていると強く実感しました。これからも地域の守り神である鹿島神社を大切にしようと思います。

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編集局長賞

「平等と差別を考える」

岩手大教育学部付属中2年 葉沢泉月(はざわ・みづき)さん

「私には脳性まひの弟がいる。そして、私の友人にも障がいのある弟をもつ子がいる。その子は小学校のころ、障がいのある弟がいるという理由でいじめられたことがあるらしい。それを知った時、いじめた側への怒りと共にこのような差別でつらい思いをする人がいなくなってほしいという思いがこみ上げてきた。

そこで私はより専門的な人に話をきこうと弟がお世話になった盛岡ひまわり学園で働いている柴田裕幸さんにお話をきいた。柴田さんは数少ない相談支援員の一人で障がい者等の相談に応じ、助言や連絡調整等の必要な支援を行う、サービス等計画(ケアプラン)を作成する、などの仕事をしている。

さっそく障がい者への差別や偏見についてどう思うかきいてみると、柴田さんは「障がい者に対する差別や偏見がなくなることはない」と話した。言い切ってしまうのか!?と驚いた。

では、その差別や偏見はどうすることもできないのかと質問すると、柴田さんは「たくさん勉強してください。特に、歴史を学んでみてください。弱者を排除した国(ナチスやスパルタ)は、長く続かないことが分かるはずです。たくさん学び、差別や偏見は間違っていると言い返せるようになってください」と話した。

私は今まで差別的なことを言う人を前にしても「障がい者は悪くない」と心の中で思うことしかできなかったので、この言葉をきいたときはまさに目の前に道がひらけた思いだった。

また、柴田さんは、生まれつき両手両足がなく重度の身体障がい者であるフランス人のドニーズ・ルグリーさんの言葉を紹介してくれた。それは「人の値打ちは、手や足にあるのではなく、その人格と精神にある」という言葉だ。私はとても衝撃を受けた。

人間は外見ではなく中身が大事とよく人は言う。けれど本当にその意味を理解している人はどれだけいるのだろう? ぜひ平等と差別の本当の意味を考えてほしい。

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編集局長賞

「生きてるだけで丸儲け」

仙台南高2年 須藤純平(すとう・じゅんぺい)さん

私の弟はダウン症という病気を患っています。ダウン症とは体細胞の21番染色体が通常より1本多く存在し3本になることで発症する病気です。症状として身体的発達の遅延、軽度の知的障がいがあります。私の弟も、中学生ですが、小学校低学年の簡単な計算が自力でできるくらいです。

このダウン症という病気は約1000人に1人発症すると言われ、発症する子の中には心臓の合併症を発症して産まれてくる子もいて、母に聞いたところ私の弟は心臓に穴が開いていて自力で栄養を取ることができない状態だったそうです。

そんな弟が今、普通に日常生活を送れてるだけで奇跡であり、「生きてるだけで丸儲(まるもう)け」という明石家さんまさんの言葉がふに落ちたのを覚えています。

障がい者である弟ですが、普通の子より多くの魅力があると思います。とても素直で、人の気持ちをくみ取れるし、悪だくみを考えることがないのですごく優しいです。

しかし、障がい者に対するイメージについてのアンケートの結果を見てみると、なにを考えているか分からない、急に気分が変わって怖い、変わっている等の答えがあって驚きました。やはり障がいのある人と関わったことのない人からすると怖いのかもしれません。ですが私はこういった偏見や差別を無くしていってほしいと思っています。

今から5年ほど前に相模原で19人もの障がい者が殺されるという事件が起きました。犯人は「障がい者は不幸を生むだけ」と言っており、この発言に賛同する人も多くいたことからやはり皆心の中で差別をしているのだなと思いました。

それから私は警察官になりたいと思うようになりました。社会的に立場の弱い人を守りたいと考えたからです。障がいについて理解のある人が、障がいのある人は害な人じゃないと発信することで、人々の持つイメージと現実の差を無くしていき、障がいのある人も、生きやすい世の中になっていくのを願っています。

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論説委員長賞

「海の豊かさを守れ」

仙台白百合学園小6年 鈴木美春(すずき・みはる)さん

私は魚が大好きだ。サケやブリなどをよく食べるし、ノリやワカメなどの海そうも大好きだ。ところが、これらの「海の恵み」を口にすることができなくなる日が来るかもしれない。海洋汚染は私たちが想像する以上に危機的な状況なのだ。

海洋汚染で特に問題となっているのがプラスチックだ。プラスチックの主成分は炭素と水素であり、燃やせば無害な水と二酸化炭素へ変化させることが可能だ。

しかし、自然界では細かくはなっても、完全には分解されることはない。そのため、えさと間違って食べてしまった生き物の胃にとどまり、栄養の吸収をさまたげる。最悪、死に至らせてしまう。さらに、マイクロプラスチックが食物連鎖の過程で海洋生物の体内に濃縮される危険性が報告されている。これは「海の恵み」を口にする人間にも影響することを意味している。

私は「SDGs」が広く知られるようになり、世界各国で対策が進められたため、国連で「SDGs」が採択された6年前に比べて海洋汚染が改善に向かっていると思っていた。

しかし、コロナウイルスによって世界的に需要が増大したマスクによる新たな問題が起こっていたのだ。先日、15億6000万枚以上のマスクが海へ流れ出ているとの記事を見かけた。

マスクの多くはプラスチックと同じ材質でつくられた不織布タイプのものだそうだ。英国では足にマスクのひもがからまったカモメが救助され、ブラジルでは海岸に打ち上げられたペンギンの胃の中からマスクが見つかったと書かれていた。この状況を改善できるのは私たち人間だけだ。

私はいつも水筒とマイバッグを持参し、自宅でもごみの分別をし、3Rを実践している。今の自分にできることはこれだけだが、今後は海岸清掃のボランティアなどにも参加したいと考えている。私たち一人一人の力は小さいかもしれないが、多くの人たちと協力して海の豊かさを守る活動を続けていくつもりだ。

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論説委員長賞

「水は清き、清滝に」

宮城県古川黎明中3年 松本明莉(まつもと・あかり)さん

私の母校である清滝小学校は昨年度、近くにある三つの小学校と統合した。新型コロナウイルスの感染拡大も相まって、大きなセレモニーなどを開くこともできなかった。

最終日に校内見学へ行ったとき、何もなくなった教室を見て「あぁ、こんなこともあったな」「ばかなことしてたな」とたくさんの思い出がよみがえってきて、とても懐かしい気持ちになった。同時に今まで行われてきた伝統的な行事や校歌はもうなくなってしまうのか、と寂しい気持ちにもなった。

児童数や学級の維持費などの都合上、統合は仕方のないことではあった。しかし、地域住民の中心となっていた小学校が統合したことで寂しさを覚えた人はたくさんいるだろう。

少なくとも私はその一人だ。理由としては先にも述べた通り、伝統や校歌、地域との親密な交流などが断たれてしまうと考えたからだ。そんな私の考えは正しかったのだろうか。ふとそう思った私は、家族に小学校が統合したことについてどう思ったか聞いてみた。

父は、しょうがないと言った。児童数も少ないし、教職の人数とかもあるからね、と。

姉は通学とかもろもろ不便な人が出てきて大変そうと言っていた。

これらの意見をまとめると、学校側からすれば統合したほうがメリットが大きいが、生徒側からすれば人によってデメリットが大きいのではないかと思った。

もう過ぎてしまったことではあるが、やはり、私は統合はしてほしくなかった。せめて、コロナや閉校など度重なる悲しみによって沈んでいる地域の方々の活気を取り戻したい。

そのために、私は再度心に思った。「水は清き清滝」の魅力をたくさん広め、住みたいと思える地域にしていきたいと。そしてまた、清滝に子どもたちや住民の皆さんの元気いっぱいな笑顔があふれることを心から願っている。

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論説委員長賞

「助け合いの社会をつくろう」

尚絅学院高3年 三浦菜乃葉(みうら・なのは)さん

「事件を起こしたのは不幸を減らすため」。これは、ある殺人事件の犯人が供述した内容である。

私が中学生のころ、「知的障害者福祉施設で大量殺人事件」というニュースが目に飛び込んできた。その時耳にした犯人の供述は、とても恐ろしいものだった。現代社会において、多様性が注目され、オリンピック・パラリンピックでは、大会のビジョンに掲げられた。私はこれを受けて、いま一度、国民一人一人が他者と共に生きることの大切さをよく理解し、多様性を認め合うべきだと考える。

高校3年生の夏休み、私は放課後等デイサービスで心身に障害のある子どものお世話を行うボランティアに参加した。私の想像する障害児は、自分の気持ちをうまくコントロールすることができずに泣いたり、暴れたりしているイメージが強かった。

しかし、それは違った。そこには、たくさんの笑顔と幸せがあふれていたのである。おやつの時間、アイスが冷たいというだけで楽しそうに笑う子ども、ヨーグルトのふたが一人で開けられて喜んでいる子ども、思いっきり口にお菓子を頬張り、「幸せ」と言う子ども、その場所にいた全員がとても輝いて見えた。

もちろん、完璧に会話ができるかといったらそうではない。しかし、つたない言葉でも心と心が通じ合っている気がしたのだ。

障害という言葉を聞いて、悪いイメージをもつ人はどのくらいいるのだろうか。町で見かけた時、冷たい視線を向けていないだろうか。障害者は不幸しか生まないという社会が作り上げたイメージに私たちは縛られている気がする。

人は誰しも一人で生きてはいけない。コロナ禍で生きる私は、身に染みて感じている。障害のある人もない人も互いが多様性を認め合い、助け合っていくことが当たり前の社会になれば、私たちの将来はさらにすてきで笑顔あふれるものになるはずだ。

未来のために、私たちにできることは何だろう。今こそ若い世代が考えるべきではないか。

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防災・教育室長賞

「震災の記憶を語り継ぐこと」

宮城学院中2年 柏倉彩乃(かしわぐら・あやの)さん

東日本大震災から10年の節目の今年は震災に関するさまざまな取り組みが行われました。その中でも震災伝承を強く意識するようになった出来事があります。

私は河北新報の今できることプロジェクトに中学生記者として参加し、閖上を取材しました。「閖上は遠浅の海なので津波は来ないから大丈夫という思いがあった」「歴史は必ず繰り返す、また同じことは絶対に起きる」。つらく悲しい経験をしたのに私たちに向き合って震災の教訓を語ってくれた語り部の丹野さんの言葉は強く心に刻まれました。

東日本大震災の時、3歳になったばかりの私に震災の記憶はまったくありません。私の通っていた保育所は海から2キロの場所にあり、津波で1階が浸水しました。保育士さんが命をかけて私たちを守ってくれました。津波の状況によっては命の危険があったことを聞いていたので、丹野さんの言葉はとても、ひとごとには思えませんでした。

被災した私たちの保育所には全国からたくさんの支援やメッセージが届いたと聞いています。その中でも仙台市出身の絵本作家あいはらひろゆき先生は震災後、私たちの保育所に毎年必ず来てくれていました。

当時の私はなぜいつも来てくれるのか、深く考えもしませんでした。そして震災から10年たった今、その思いを絵本という形でしりました。

絵本の題名は「笑顔が守った命」。震災の日の私の保育所の様子が忠実に描かれていました。記憶がないはずなのに急にあの日を思い出したような気持ちになる内容でした。震災という重いテーマを絵本にしたのは震災の記憶を残し、風化させてはいけないという思いがあったからだそうです。

震災の教訓や知識など社会はいろいろな方法で若い世代に記憶の風化を防いでほしい、伝えつないでほしいというメッセージを発信してくれています。私はこのメッセージをしっかりと受け止め、家族や学校、地域社会と協力しながら伝承のバトンを次世代に渡す懸け橋になっていこうと思います。

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優秀賞/佳作/優秀学校賞/学校賞 (敬称略)

優秀賞

神谷宗之介

宮城教育大付属小4年

優秀賞

丹沢瑞希

仙台市七北田小3年

優秀賞

国分晴登

仙台市七北田小6年

優秀賞

田中さくら

仙台市七北田小6年

優秀賞

八月朔日葵香

ホライゾン学園仙台小5年

優秀賞

辻井珠希

仙台市郡山中1年

優秀賞

菅野舞

宮城学院中2年

優秀賞

大友結以

宮城学院中3年

優秀賞

久保弥羽音

宮城学院中3年

優秀賞

船木栞

青森市横内中2年

優秀賞

熊谷歩実

岩手大教育学部付属中1年

優秀賞

斉藤菜々

岩手大教育学部付属中2年

優秀賞

大梶華子

岩手大教育学部付属中3年

優秀賞

中村心美

岩手大教育学部付属中3年

優秀賞

庄司葉月

酒田市二中2年

優秀賞

星日奈子

宮城県泉高2年

優秀賞

高木希乃花

宮城県泉高2年

優秀賞

桜井優月

宮城県小牛田農林高1年

優秀賞

阿部紗菜

仙台南高2年

優秀賞

松川望愛

仙台南高3年

優秀賞

遠藤空

宮城県古川黎明高1年

優秀賞

鎌田涼葉

宮城県古川黎明高1年

優秀賞

佐々木祐也

尚絅学院高3年

優秀賞

関ふみか

尚絅学院高3年

優秀賞

東海林香里

尚絅学院高3年

佳作

飯野雪輝

仙台市中山中1年

佳作

佐藤陽斗

仙台市中山中1年

佳作

菊田あかり

宮城学院中2年

佳作

高橋あすか

尚絅学院高3年

佳作

浅野のぞみ

古川学園高1年

優秀学校賞

宮城学院中

優秀学校賞

尚絅学院高

学校賞

仙台市中山中

学校賞

宮城県古川黎明中

学校賞

青森市横内中

学校賞

宮城県泉高

学校賞

宮城県古川黎明高

学校賞

宮城県涌谷高

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講評

「他者思いやる心 伝わる」

審査委員長 河北新報社論説委員長 宮川宏

今年は東京五輪・パラリンピックが開かれたこともあり、「多様性」や「共生」といった言葉をよく見聞きしました。でも、日本では社会に十分に根付いているとは言えません。

葉沢泉月さん、須藤純平さん、三浦菜乃葉さんは、いまだに根強く残る障害者への差別や偏見をテーマにしました。3人に共通するのは、障害のある人が身近な存在なことです。

身近にいるからこそ、個性豊かな彼らが生きる喜びにあふれ、日々輝いていることを知っています。それだけに、差別や偏見がなくならない現状を憂い、何とかして変えたいと思っています。

多様性や共生を認める社会をつくるには、他人のことを思いやる心が欠かせません。3人の文章からは、その強い心が伝わってきました。うれしく、そして頼もしく思いました。

河北新報社賞の荒美咲さんの行動力と取材力には目を見張りました。いろいろな人から話を聞くことで、テーマを掘り下げていきました。生き生きと取材する姿が目に浮かぶようです。記事には、腐食した電柱を撮った写真が4枚添えられていました。本職の記者顔負けの仕事ぶりに脱帽です。

斎藤蒼梧さんと松本明莉さんが題材にした「地域の宝」は、今後ますます進むであろう過疎化を考える上で重要な視点です。鈴木美春さん、柏倉彩乃さんは難しいテーマを自分に引き寄せ、分かりやすく伝えている点が光りました。

大人は日々の生活に追われる中で、ややもすると、生きる上で大切なことを見失いがちです。皆さんの文章は、その大切なことを思い出させてくれました。

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