河北新報特集紙面2022

2022年10月2日 河北新報掲載 
遊びの中から生きる力を学ぶ、親子で海辺のフィールド学習。

遊びの中から生きる力を学ぶ、親子で海辺のフィールド学習。

1.子どもたちに大人気のツリーハウス 2.森の中にストックされている薪で火おこしに挑戦 3.鍋や飯盒を使わずポリ袋を使ってごはんを炊きます 4.好みの乾物を組み合わせるオリジナルふりかけづくり 5.貝殻やシーグラスを入れて作る海のジェルキャンドル

参加者募集

遊びの中から生きる力を学ぶ、
親子で海辺のフィールド学習。

震災による津波は、気仙沼市本吉地区沿岸の街並みに
物理的なダメージをもたらしただけでなく、
地域の人々の心にも大きな傷を残しました。
災禍を目の当たりにし、楽しい遊び場だったはずの海を恐れるようになった
地元の子どもも少なくないそうです。
海岸線が破壊され、長らく復興工事で閉ざされていた海辺に、
子どもたちの笑顔を取り戻そうと立ち上がったのがNPO法人「浜わらす」。
今回の取り組みでは、親子で「浜わらす」の拠点を訪ね、
本吉地区の豊かな自然を肌で感じながら、
薪の火おこしやポリ袋炊飯などの体験活動にチャレンジしてもらい、
災害時にも役立つ知識やスキルを身に付けてもらいます。

本吉地区の海山に学び、生き抜く力を身に付ける機会に。

特定非営利活動法人浜わらす

天澤寛子さん
▲特定非営利活動法人 浜わらす
事務局長 天澤 寛子さん

 「浜わらす」は、震災直後からボランティアとして現地で活躍した後、漁師になった笠原一城さんが中心となって発足。天澤さんも、幼いわが子を抱えながら地元の現状を見て、「自分が子どもたちにできることは何か」を突き詰め、参加を決めたそうです。
 海を望む高台にある拠点は、震災時に避難所として被災住民を受け入れた寺院「清凉院」が活動場所として敷地を提供。シンボルとなっているツリーハウスはもちろん、前浜漁港や日門海岸、地元農家の田畑など本吉地区一帯を自然体験学習の場とし、たくさんの子どもたちを受け入れてきました。「自然の中で多彩な活動を楽しむことで、子どもならではの豊かな想像力や知恵を育んでもらうことが目的です」と天澤さん。震災の2年後、「浜わらす」が最初に行ったプログラムが竹竿の釣りだったそうで、「海がもたらす恵みの大切さ、楽しさを感じてほしくて。そして、時には命を脅かす厳しい面があることも知っておいてほしいと考えています」と、活動の狙いを示します。
 今回の取り組みでは、親子で薪を使って火を起こし、ポリ袋を活用した簡易炊飯に挑戦してもらう予定です。「最近は、震災を経験していない子どもの参加者がほとんど。いざという時に役立つ技術を楽しみながら学んでもらうことで、震災の時のような困難な状況でも生き抜く力を身に付けてくれればと願っています」と語ってくれました。
 また、この取り組みをきっかけに、「浜わらす」の活動に参加して欲しいと話す天澤さん。「一年を通じて、この地域ならではの多彩なプログラムを用意しています。これからの季節は、11月にワカメの種付け、3月に収穫体験にチャレンジできます。水揚げしたばかりの新鮮なメカブをボイルして味わうのも貴重な経験になるはずですよ」と、冬に向けた活動内容を教えてくれました。

特定非営利活動法人
浜わらす 
https://hamawarasu.org/

 東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた気仙沼市本吉町大谷地区で、2013年7月に発足。名前の由来は、気仙沼・東北の方言で浜の「わらす=子ども」 から。子どもたちに自然の体験を通じて生き抜く力を学ぶ機会を提供するため、自然体験活動や地域連携活動、小学校での出前授業など多彩な取り組みを展開しています。

前浜マリンセンター

 震災後、復興へ向けて話し合いができる場をつくるため、地元住民の主導で復興プロジェクトが発足。民間団体が土地の購入費や建設費を支援し、建材もメーカーが寄付を行い、津波で流された集会所が再建されました。今回、活動の場として利用します。

前浜マリンセンター

募集要項

気仙沼市
「親子で楽しく学ぶ自然体験プログラム」
参加者募集!

旅行期日
2022年10月29日(土)日帰り
旅行代金
親子1組(2名)につき1,500円(税込)
※1名当たり750円(税込)〈大人・子ども(小学生以下同額)〉
※1名追加につき750円加算させていただきます。
  • 募集人員/親子25組50名様(最少催行人員25名様)
  • 食事条件/朝0回、昼1回、夕0回
  • 集合時間・場所/7:45・仙台駅(東口バスプール)
  • 服装/動きやすく汚れてもいい服装
  • 持ち物/運動靴、雨具
  • 添乗員/仙台駅より全行程同行します
  • 行程/利用貸切バス会社名:みちのく観光

8:00 仙台駅東口より出発(貸切バス)〜〜10:00 「浜わらす」着、オリエンテーション

10:30 火おこしとポリ袋炊飯に挑戦〜〜11:30 「前浜マリンセンター」で防災食ふりかけづくりのワークショップ

12:30 たき火で炊いたご飯と「NISHIKIYA KITCHEN」のカレーで昼食

13:00「前浜マリンセンター」より出発〜〜

13:10 道の駅大谷海岸でお買い物〜〜14:00 「前浜マリンセンター」で海のジェルキャンドルづくり〜〜

15:00 「前浜マリンセンター」より出発〜〜17:00 仙台駅東口到着解散

※交通記入例/貸切バス 〜〜 徒歩 …

応募締切/10月14日(金)
※当日消印有効

※応募者多数の場合は抽選となり、お申込みサイト(たびーと)上にて当落発表を「2022年10月18日(火)〜2022年10月23日(日)」の期間で発表いたします。 結果をご確認の上、ご当選された方は期日までにお申込みサイト(たびーと)にてお申込みページへ移動し、購入手続きを進めていただきます。申込金のご入金が確認でき次第、正式に「お申込み完了」とさせていただき、2022年10月26日(水)までに「最終旅行案内」をご登録頂いたメールアドレス宛にお送りさせていただきます。
※申し込みにあたりご提供いただいた個人情報は、お客さまとの連絡のほか、当プロジェクト推進のために当プロジェクトを主催する河北新報社へ提供いたします。

参加条件
①「今できることプロジェクト」の趣旨に賛同し、活動についての理解をより深めたいと考えている方。
②当日配布するアンケートに記入いただけること。
③当日撮影する写真と映像が、新聞および特設HP・facebookに掲載される場合があることをご了承いただける方。
※高齢の方、もしくは持病(重度のぜんそくなど)や障害がある方は、活動時や災害発生時の安全確保の観点から、主催者の判断で参加をお断りする場合があります。あらかじめご了承ください。
参加ご希望の方は
こちらのJTBお申し込みサイト(たびーと)にアクセスいただき、こちらからお申し込みください。
▸JTBお申し込みサイト(たびーと)
ご旅行内容に関するお問い合わせ
旅行企画・実施(株)JTB仙台支店 観光庁長官登録旅行業第64号 (一社)日本旅行業協会正会員
〒980-8520 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目7-23 明治安田生命仙台一番町ビル3階
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総合旅行業務取扱管理者:田澤 康輝 担当:石澤 朋久