河北新報特集紙面2021

2021年12月7日 河北新報掲載 
災害から命を守る術を学び、新たな実りが結ぶ生産現場へ。

災害から命を守る術を学び、新たな実りが結ぶ生産現場へ。

1.たくさんの養殖棚が浮かぶ大島瀬戸西側の汽水域 2.当時そのままの被害を展示する「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」の見学エリア 3.早朝から始まる「ヤマヨ水産」のカキむき作業 4.民間震災遺構「命のらせん階段(旧阿部家住宅)」 5.完熟間際で出荷を待つ「農業法人シーサイドファーム波路上」のイチゴ

参加者募集

災害から命を守る術を学び、新たな実りが結ぶ生産現場へ。

復興への道のりをたどり、震災の傷跡が癒えつつある気仙沼市。
このバスツアーではまず「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」を見学します。
この地を襲った津波被害の大きさを豊富な記録資料と語り部による案内のもと
爪痕が生々しい震災遺構の見学で振り返り、
大災害から命を守る心構えを学びます。
被災農家が集まって設立した階上地区の
「農業法人シーサイドファーム波路上」では、
この地を訪れなければほぼ味わえない
風味豊かに熟したイチゴの栽培施設を見学し、試食・購入も。
さらに気仙沼大島で養殖業を営む「ヤマヨ水産」を訪ね、
濃厚なうま味の良質なカキを育む大島瀬戸を目の当たりにしつつ、
海の豊穣を五感で体感します。

予測できない大災害から身を守る確かな知恵と心構えを。

佐藤健一さん
▲気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
館長 佐藤健一さん

 「自然災害は、思いがけないタイミングに、想像をはるかに超える威力で襲ってくる可能性があることを皆さんに理解して欲しいんです」と話すのは、今年の春、「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」の館長に就任した佐藤健一さん。津波災害の目に見える証として気仙沼向洋高校の旧校舎を遺構とし、伝承館には被災直後の写真や映像資料などを展示しています。このツアーでは震災を経験した語り部が被災校舎をご案内します。「ここで見聞きしたことを自分事に置き換え、いざという時にどんな備えが必要か、非常時にどのような行動をすべきかを考える機会になれば」と話してくれました。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
https://www.kesennuma-memorial.jp/

地域で愛されてきた豊潤な味わいのイチゴを次代へ託すために。

佐藤信行さん
▲農業法人シーサイドファーム 波路上
代表取締役 佐藤信行さん

 津波による塩害に強いネギと大型ハウスで高設養液栽培のイチゴを手掛けている「シーサイドファーム波路上」の代表取締役、佐藤信行さん。被災前もイチゴ農家を営み、津波で身内を亡くしながらも地域の農業再生に情熱を注ぎます。このバスツアーでは、主力のとちおとめ、宮城県のオリジナル品種もういっこ、デビュー3年目で期待が高まるにこにこベリーが、まさに旬を迎える現場に立ち合います。豊かな実りの試食・購入も可能。「昨年から冷凍イチゴの製造にも着手し、需要と手ごたえを感じました。そこから発展して、加工品など6次化にも進められればと思っています」と意気込みたっぷりです。

大島カキのファンと収穫の喜びを分かち合う作り手の醍醐味。

佐藤健一さん
▲ヤマヨ水産
代表取締役 小松 武さん

 自宅や養殖施設など一切を奪った津波からの再起を寄付や支援金ではなく、カキ養殖再開のための出資を募り、殻付きカキで返礼する“オーナー制度”で再スタートした「ヤマヨ水産」代表取締役の小松武さん。この仕組みで生産者と消費者お互いの顔が見える関係を広げ続けています。「どれだけ生産量を増やせるか、どれだけ稼げるかということよりも、気仙沼大島のカキを知って、好きになってくれた方々と親密なつながりができるプロセスこそが大事だと思っています。そういう中身の濃い仕事に最もやりがいを感じています」と話します。カキの試食と購入を予定するツアー当日はサプライズも準備中とのこと。

ヤマヨ水産
https://yamayosuisan.com/

募集要項

気仙沼市「防災を学び、農業と漁業の生産現場を巡るバスツアー」
参加者募集!

旅行期日
2022年1月22日(土)日帰り
旅行代金
1名につき1,500円(税込)
大人・子ども(小学生以下)同額
  • 募集人員/40名様(最少催行人員20名様)
  • 食事条件/朝0回、昼1回、夕0回
  • 集合時間・場所/7:45・仙台駅(東口バスプール)
  • 服装/動きやすく暖かい服装
  • 持ち物/雨具
  • 添乗員/仙台駅より全行程同行します
  • 利用貸切バス会社名:(株)みちのく観光・(有)黒沢観光

行程/

8:00 仙台駅東口より出発(貸切バス)〜〜9:50 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を見学〜〜

11:30 シーサイドファーム波路上を見学〜〜12:05 杉ノ下地区慰霊碑を車窓から見学〜〜

12:25 命のらせん階段を見学〜〜12:45 気仙沼海の市「リアスキッチン」で昼食〜〜

13:40 気仙沼大島ウェルカムターミナルでマイクロバス・小型バスに乗り換え〜〜14:00 ヤマヨ水産見学〜〜

15:30 気仙沼大島ウェルカムターミナルでバスに乗り換え〜〜17:30 仙台駅東口到着解散

※交通記入例/貸切バス〜〜
※当日の天候により、仙台帰着時間が変更となる場合があります。その点ご了承願います。

応募締切/12月22日(水)
※当日消印有効

※応募者多数の場合は抽選となり、お申込みサイト(たびーと)上にて当落発表を「2021年12月23日(木)〜2021年12月31日(金)」の期間で発表いたします。 結果をご確認の上、ご当選された方は期日までにお申込みサイト(たびーと)にてお申込みページへ移動し、購入手続きを進めていただきます。申込金のご入金が確認でき次第、正式に「お申込み完了」とさせていただき、2022年1月14日(金)までに「最終旅行案内」をご登録頂いたメールアドレス宛にお送りさせていただきます。
※申し込みにあたりご提供いただいた個人情報は、お客さまとの連絡のほか、当プロジェクト推進のために当プロジェクトを主催する河北新報社へ提供いたします。

参加条件
①「今できることプロジェクト」の趣旨に賛同し、活動についての理解をより深めたいと考えている方。
②当日配布するアンケートに記入いただけること。
当日撮影する写真と映像が、新聞および特設HP・facebookに掲載される場合があることをご了承いただける方。
※高齢の方、もしくは持病(重度のぜんそくなど)や障害がある方は、活動時や災害発生時の安全確保の観点から、主催者の判断で参加をお断りする場合があります。あらかじめご了承ください。
参加ご希望の方は
①こちらのJTBお申し込みサイト(たびーと)にアクセスいただき、こちらからお申し込みください。
▸JTBお申し込みサイト(たびーと)
②ハガキでのお申し込み→代表者の住所、氏名、年齢、電話番号(日中連絡がつきやすい電話)、メールアドレス、参加希望人数、参加者全員の氏名と年齢、参加希望動機をご記入の上、下記応募先までお送りください。

応募先

〒980-0804 仙台市青葉区大町1-4-1
明治安田生命仙台ビル4F (株)JTB仙台支店「1月22日出発 気仙沼バスツアー」係

ご旅行内容に関するお問い合わせ
旅行企画・実施(株)JTB仙台支店 観光庁長官登録旅行業第64号 (一社)日本旅行業協会正会員
〒980-0804 仙台市青葉区大町1-4-1 明治安田生命仙台ビル4F
TEL 022-263-6712(平日9:30~17:30)
FAX 022-263-6693
総合旅行業務取扱管理者:田澤 康輝 担当:石澤 朋久