コラム: 英語の諺(4)

    The first step is hardest.
    (最初の一歩は一番きつい)

 何事も始まりが最高につらい。これまでいろいろやってみましたが、一つ真実らしいことを述べれば、スタートするときが一番つらかったように思います。やるかやらないかで逡巡(しゅんじゅん)することが多かったですが、そんな時は始めてみれば意外と楽なことが分かります。この諺(ことわざ)にあるように「初めの一歩」が最高につらいですが、始めてみれば意外とスイスイと進むことも事実です。

    Failure teaches success.
    (失敗は成功のもと)

 直訳は「失敗は成功をもたらす」。私たちは失敗によって多くのことを学ぶのです。失敗を重ねることにより学ぶこと大です。

    There is no royal road to learning.
    (学問に王道、つまり王様だけが通れる近道なんてないのです)

 王道とは「王様だけが通れる近道」という意味を持っています。勉強に近道なんてない、地道に努力をしなくてはならないんだ、ということを教えてくれる言葉です。

    There is always light behind the clouds.
    (雲の向こうは、いつも青空)

 「若草物語」の作者 Louisa May Alcott (ルイーザ・メイ・オルコット、米国の女性小説家/1832~1888年)の言葉です。「今はつらくても青空があることを信じていきなさい」と励ましてくれるような言葉です。

大津幸一さん(大津イングリッシュ・スタジオ主宰)