コラム: 世界の目はイタリアに

 1970年公開のイタリア映画「ひまわり」を見ました。冬季オリンピックの開催地とあって、現在世は空前のイタリア・ブームです。私も何年か前に旅行でイタリアを訪れたことがあります。

 大都市・ミラノは通過しただけで街中などは、あまりよく見学できなかったのですが、映画のラストシーンに登場するミラノ中央駅には足を運びました。駅は、映画のロケーションの頃と違って、すっかり近代的で新しくなっていましたが、大きさは映画の場面と変わりありません。今にも、ソフィア・ローレンと相手のマルチェロ・マストロヤンニが最後の言葉を交わす場面が出てきそうな気がしました。

 ミラノ大聖堂は、イタリア最大のゴシック様式の大聖堂で、1380年から約500年の歳月をかけて完成しました。135本の尖塔と3500体以上の彫刻が特徴的で、世界遺産にも登録されています。

 ミラノからちょっと離れていますが、見逃せないのがベネチア。英語ではベニスと言います。独特な街で、特徴は全く車がないということです。車道がないのです。「水の都」と称されるくらいで、ベニスの駅からは専ら歩くしかありません。

 大きな運河が二つほどありますが、一番大きく人々が集まるのは「大運河」(カナル・グランデ)にかかるリアルト橋です。最も有名な大理石の橋でそこからの眺めは素晴らしいもの。

 そこから歩いて20分ほど。この町で一番広いサンマルコ広場に出ます。ベネチア共和国の公式行事の場で、ナポレオンが「世界で最も美しい広場」と称えたと言われています。

大津幸一さん(大津イングリッシュ・スタジオ主宰)