河北新報特集紙面2018

2018年10月04日 港町の人々が心を寄せる集いの地をきれいに。

港町の人々が心を寄せる集いの地をきれいに。

精力的に進む復興工事で、いまや大きく変化を遂げつつある気仙沼市の港町。フェリーが行き交う港湾沿いの弁天町地区でも、「一景嶋(いっけいじま)神社」が2013年3月に復活を果たし、地域における集いの場として賑わいを取り戻しつつあります。大津波がすべてを奪い去った後、無傷で発見されたご神体が、困難の最中にあった地域住民の心に灯した再建への熱意。今回のツアーは、市内の現状を確かめながら神社を訪ね、地元で継続的に支援活動を続けている気仙沼復興協会のスタッフと一緒に境内の草とりなど環境整備のお手伝いを行います。

美しい港町を取り戻すための環境整備のお手伝い。

 月命日に行っている、行方不明者の手掛かりを探す集中捜索。この日は、20人を超えるボランティアが大沢海岸で作業を行っていました。「今では発見数も少なくなっていますが、多くの協力を得ながら遺留品の捜索を継続して行っています。さらに、協会発足から活動の幅は広がっており、現在は明るい街づくりを支えるサポーターとしての役割も果たしています」と、教えてくれた小山清和さん(写真左)。ボランティアメンバーとの気さくな会話で笑顔を生んでいた福岡麻子さんは、「安全で楽しく観光を楽しめる気仙沼になるまで、復興を見届ける仲間を増やしていければ」と展望を語ってくれました。
 また、気仙沼復興協会の活動は、長きに渡って支援に携わってきた一関市の会社員・牧野旭さんのようなベテランが強い支えになっているそうです。ツアー参加者にはボランティア活動や気仙沼市が初めての人がいるかもしれないと伝えると、「まずは、実際に足を運んで、土地の人の話を聞くことが大切。その後、できれば観光を楽しんだり、地域の方と交流したりもしてほしいですね」と、頼もしいアドバイスをくれました。

一般社団法人 気仙沼復興協会の小山さん・福岡さん ベテランとして支える牧野さん

一般社団法人 気仙沼復興協会(KRA)

被災失業者の雇用を確保・促進すると同時に、地域住民の手によって復旧・復興を行うことを目的として設立。 震災直後から被災家屋の片付けや耕地・側溝の清掃を行ってきた「清掃部」、 仮設住宅の見回りやお茶会の開催を行う「福祉部」、津波で傷んだ写真の修復やアーカイブ化を行う「写真救済部」、そして、個人や団体の支援の受け入れ及びマッチングを行う「ボランティア受入部」など、さまざまな部門の活動を行ってきました。

http://kra-fucco.com/

NPO法人ボランティアインフォがサポート

「ボランティアを求める人とボランティアをつなげる」をミッションに、仙台を拠点に活動。このボランティアツアーのコーディネートを担当し、当日もガイド役として参加者をご案内する予定です。

http://volunteerinfo.jp

これまで実施してきた「ボランティア型支援《バスツアー》」

プロジェクト2年目(2013年度)活動先:塩釜市浦戸諸島(NPO法人High-Five)

プロジェクト3年目(2014年度)活動先:名取市閖上地区(3.11閖上追悼イベント実行委員会)

プロジェクト4年目(2015年度)活動先:気仙沼市内湾地区(ONE-LINE 気仙沼クリスマスイルミネーション 実行委員会)

プロジェクト6年目(2017年度)活動先:南三陸町「海の見える命の森」(一般社団法人KOTネットワーク本吉)

気仙沼市「美しい港町を取り戻す」ボランティアツアー募集!

施行期日 10月27日(土)日帰り

旅行代金 1名につき1,000円(大人・子ども(小学生以下)同額)

募集人員/60名(最少催行人員20名) 食事条件/朝0回、昼1回、夕0回 添乗員/仙台駅より全行程同行します
行程/利用貸切バス会社名:みちのく観光
▶8:00 仙台駅東口より出発
▶11:00 気仙沼市着〜気仙沼復興協会スタッフによる語り部バスガイド(復興の様子を車窓より見学)
▶12:00 昼食 
▶13:00 ボランティア活動(境内の草とり) 
▶15:00 活動終了〜終了オリエンテーション
▶16:00 気仙沼 海の市(お買い物) 
▶20:00 仙台駅東口到着解散

※当日の天候によってはボランティア活動の行程が中止になる場合もあります。

【プロジェクトに関するお問い合わせ】
今できることプロジェクト(事務局)河北新報社営業部 TEL 022-211-1318(平日10:00〜17:00)

【ご旅行内容に関するお問い合わせ】
旅行企画・実施(株)JTB仙台支店 観光庁長官登録旅行業第64号 (一社)日本旅行業協会正会員
〒980-0804 仙台市青葉区大町1-4-1 明治安田生命仙台ビル4F 
TEL 022-263-6712(平日9:30~17:30)FAX 022-263-6693

参加条件 
①「今できることプロジェクト」の趣旨に賛同し、ボランティア型支援についての理解をより深めたいと考えている方。
②当日配布するアンケートに記入いただけること。
③当日写真ならびに映像撮影させていただき、新聞および特設HP・facebookに掲載させていただく場合があることをご了承いただける方。

※高齢の方、もしくは持病(重度の喘息等)や障害をお持ちの方は、ボランティア活動時や災害発生時の安全確保の観点から、主催者の判断で参加をお断りする場合があります。予めご了承ください。

参加希望の方は 
ハガキまたはメールに、代表者の住所、氏名、年齢、電話番号(日中連絡がつきやすい電話)、参加希望人数、参加者全員の氏名と年齢、参加希望動機をご記入の上、右記応募先までお送りください。

応募締切/10月15日(月) ※当日消印有効

※応募数多数の場合は抽選となり、当選者には、詳しい旅行条件等を記載した書類を10月22日までに郵送いたしますので、ご確認のうえ旅行代金のお振込みとともに旅行お申し込みをお願いいたします。
※申し込みにあたりご提供いただいた個人情報は、お客様との連絡のほか、当プロジェクト推進のために当プロジェクトを主催する河北新報社へ提供いたします。

応募先

【はがき】
〒980-0804 仙台市青葉区大町1-4-1
明治安田生命仙台ビル4F
(株)JTB仙台支店
「10月27日出発気仙沼ボランティア」係

【メール】
hsendai2@jtb.com
※係名を必ずご記入ください。

承認番号 E181006

今回の「今できること」の紙面をPDFで見る