2025年度石巻かほく「川柳」 佐藤功さん、初の最優秀賞

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 2025年度の「石巻かほく」川柳の最優秀賞が石巻市向陽町の佐藤功さん(76)、優秀賞が石巻市蛇田の菅野勇さん(88)、東松島市赤井の片岡シュージーさん(83)にそれぞれ決まった。佐藤さんは初の最優秀賞。選者の水戸一志さん(利府町)が選考した。

◇選者・水戸氏の評

 年間優秀賞は、入選句の得点(◎2点、佳作1点)の累計順位による。

 最優秀賞の佐藤功さんは、2017年4月の川柳欄開設時からの常連投句者。開設1回目の紙面に<マグロさん築地と豊洲どっちいい>で入選し、それから休まずせっせ書き続けた。

 ニュースに素早く反応し、吟味する前にパッと出すというスタイルなので、入選もボツも多い。その中に人柄は表われるもので、この1年の◎で<人口減悪いやつらが増えている><お正月なるべく妻の手を減らし>に川柳の庶民愛を感じた。

 優秀賞の菅野勇さんは安定感、片岡シュウジーさんは、うがちの冴えが光り、共に紙面を支えてくれた。

 ニューフェイスの小松道男さんも多作挑戦で上位に肉薄。今後に期待したい。

 

受賞者の声

【最優秀賞・佐藤功さん】

20260322-009.jpg 最優秀賞に決まったとの知らせにびっくりしました。優秀賞は2回もらいましたが、投稿者が増え、よほどのことがない限りいただけない賞だと思っていました。
 寝床など、どこにでもメモ帳を置いて、買い物や散歩の時にも気付いたらメモをします。以前に参加した石巻かほく川柳教室の教材を繰り返し読みながら独学で勉強しています。
 投稿し始めた頃は、思い付いた句を投稿していました。自己満足です。今は最初の句は捨てます。毎日2、3句ずつ作る目標ですが、できない日もあります。妻に意見を聞いたりしながら、木曜に3句を決めてから推敲(すいこう)を重ねてはがきを出します。投稿しないのは2割ぐらいです。
 日曜の石巻かほくを開くのは、どきどきします。選ばれれば、うれしく思います。「どうかな」という出来の句が載って、自己評価と違う時はもっと勉強していかなければならないと思います。自信のある句で掲載されるのは年1回ぐらいでしょうか。
 他人の句を読み込む投稿者がいますが、私はまねっこしてしまうような気がして、1回しか読みません。
 勤めていた青果市場を定年退職してから、新聞をじっくり読むようになりました。水戸一志先生に教えてもらった「時事だけでなく題材は幅広く。生活も詠む」ということを目標にしています。
 川柳のほか、石巻市桃生町で野菜作りに励んでいます。講習会で勉強して、キュウリやアスパラ、トマトなどを育てています。サツキの盆栽も好きです。