2019年・第82回
入賞作品

日本画

※作品画像をクリックすると拡大表示します。※画像の無断転載を禁じます。

河北賞

作品画像
「あいまいな時間」

源 由華
山形市

宮城県知事賞

作品画像
「春韻」

阿部 志宇
仙台市

一力次郎賞

作品画像
「おでかけ日和」

阿部 淑子
塩釜市

東北放送賞

作品画像
「春めく」

荒井 静子
仙台市

宮城県芸術協会賞

作品画像
「立」

髙橋美紀子
名取市

東北電力賞

作品画像
「気充つ」

新藤 圭一
仙台市

東北福祉大学賞

作品画像
「いとでんわ」

數本冴英佳
仙台市

新人奨励賞

作品画像
「特異点」

土田 翔
山形市

審査員奨励賞

作品画像
「愛しき仲間たち」

佐々木玲子
石巻市

賞候補

作品画像
「月光に舞う」

岩渕 仁子
仙台市

賞候補

作品画像
「緑映」

鈴木 利平
塩釜市

賞候補

作品画像
「初夏 浪漫亭」

高杉つぐみ
弘前市

賞候補

作品画像
「おもいめぐらす」

髙橋 諒
山形市

洋画

※作品画像をクリックすると拡大表示します。※画像の無断転載を禁じます。

河北賞

作品画像
「古い工場」

高田 啓介
二戸市

文部科学大臣賞

作品画像
「大樹」

西脇 正彦
石巻市

JAL賞

作品画像
「消えた灯り・ついた灯り」

鈴木 雅之
宮城・大河原町

青森県知事賞

作品画像
「タヌキ ちょっと化けてみました」

小川 佳美
仙台市

岩手県知事賞

作品画像
「働くシェフたち」

津田 幸範
仙台市

秋田県知事賞

作品画像
「風烟」

岡崎 義恵
仙台市

山形県知事賞

作品画像
「光差す」

其田 マサ
仙台市

福島県知事賞

作品画像
「I am here 2019-Ⅰ」

鈴木 千津
石巻市

仙台市長賞

作品画像
「幸福の神々」

漆畑 幸男
八戸市

宮城県教委教育長賞

作品画像
「さいとう美容室の集い」

斉藤 文子
栗原市

仙台市教委賞

作品画像
「昭和のお正月」

千葉 健
仙台市

一力次郎賞

作品画像
「高台の町」

山口 優子
名取市

東北放送賞

作品画像
「紙風船のある景」

原 康之
宮城・利府町

宮城県芸術協会賞

作品画像
「無題」

佐伯 勝司
宮城・亘理町

藤崎賞

作品画像
「春の息吹」

藤田 壽夫
山形市

菅野廉賞

作品画像
「雪の晴間」

増田 敏昭
仙台市

渋谷栄太郎賞

作品画像
「切り絵・堀の水面」

小池 定夫
仙台市

東北電力賞

作品画像
「Le Paradis(天国)」

阿部 広
登米市

山本壮一郎賞

作品画像
「蓮池」

鈴木 和彦
岩沼市

東北福祉大学賞

作品画像
「継がれしきた いのち(Ⅰ) 」

松宮 榮典
仙台市

新人奨励賞

作品画像
「偽 受胎告知」

鹿野真亜朱
仙台市

審査員奨励賞

作品画像
「Rainbow Bridge」

兵藤由紀子
栗原市

賞候補

作品画像
「暮れゆく元日の御宿」

板橋 義泰
仙台市

賞候補

作品画像
「ミラートリック」

岡田千瑛莉
仙台市

賞候補

作品画像
「工房の一遇」

小川 和子
仙台市

賞候補

作品画像
「夢想」

小山 信二
仙台市

賞候補

作品画像
「記憶の断層」

金子 玲子
仙台市

賞候補

作品画像
「奇想店外」

菅野 美月
岩沼市

賞候補

作品画像
「甘露、苦露」

帆苅 清治
仙台市

賞候補

作品画像
「帰り道」

間峠 早
盛岡市

彫刻

※作品画像をクリックすると拡大表示します。※画像の無断転載を禁じます。

河北賞

作品画像
「藍色の肖像」

竹本悠大郎
新潟・上越市

東北放送賞

作品画像
「光と風と夢と」

鈴木 満
山形市

宮城県芸術協会賞

作品画像
「RIFUGIATI」

松岡 圭介
仙台市

東北電力賞

作品画像
「黒燿」

若林 祐季
東京・江東区

東北福祉大学賞

作品画像
「命の種」

清水 玄太
白石市

賞候補

「卵」

熊谷 柚葉
仙台市

審査員総評

日本画

橋本弘安 氏
橋本 弘安 氏 [日展]

初めて審査を担当した。幅広い年代の応募者が生き生きとした絵を描いていて驚いた。身近な人物や動物、風景など題材が多岐にわたり、画一的でない良さがある。東北は自然が身近にあり、風景画を描きやすい環境だと思う。自然をじっくり観察すれば、そこから学ぶ何かがあるはずだ。

選外にも、もうひと頑張りで入選・入賞が狙える作品はあった。今後も自分の色彩感覚や構成力を信じ、自由に、真剣に絵と向き合ってほしい。


宮廽正明 氏
宮廽 正明 氏 [日本美術院]

日本画の枠にとらわれない非常にユニークな作品が多く、楽しく審査できた。着眼点や色使いが独特で、逆に勉強させられた。

高校生の出品がなかったのが残念だったが、80〜90代の絵がたくさんあった。感性が若く、力強さもある。新鮮だった。

東京のまねをするのではなく、東北らしさを大事にしてほしい。幅広い年代に多くの作品を出品してもらい互いの良さを共有することが、文化の継承と豊かさにつながる。


洋画

佐藤哲 氏
佐藤 哲 氏 [日展]

多様な作品に出合った。一つの傾向に偏らず、どうなるか分からない面白さがあった。東日本大震災の影響も垣間見えた。明るさも暗さもあったが、へこたれない思いが伝わる。

写真を元にした絵はすぐ分かる。自然を感じて描くと作者の正直な思いが表れ、絵が大きくなる。

他の公募展に比べて若い世代の出品が多く、期待している。世代特有の気持ち悪い絵もあるが、珍しさで目を引くのではなく品格を大切にしてほしい。


池口史子 氏
池口 史子 氏 [立軌会]

昨年に比べて無難な作品が多く、目立つ作品が少なかった。全体として若手とベテランのバランスが取れていなかった。

若手は技術が伴っていないのに、描きたい気持ちだけが先に立っていた。油絵に向かないモチーフを選び、絵にならないものに挑戦していた。力量があるベテランは積極性に欠けた。

具象ならデッサンをしっかりするといった、基礎を徹底的に身に付けてほしい。地道な努力を続けないと成長しない。


藪野健 氏
藪野 健 氏 [二紀会]

バラエティーに富んだ作品に出合えるところが河北美術展の特色だと思う。

若い世代の出品が積極的で、未完成ながらも何か魅力を秘めた作品が多くあった。テーマや表現を変化させながら筆を執るベテランも意欲的。82回を数える展覧会を支えているのだと改めて実感した。

東北らしい雪景色や行事を描いたほか、憧れや夢、記憶などをテーマにした絵が目立った。主題を消化した上で表現すると、より心に訴える一枚に仕上がる。


彫刻

木戸修 氏
木戸 修 氏 [無所属]

一つ一つ時間をかけ、エネルギーが込められた作品が多かった。表現したいことがはっきりしていて、作品に強さがあった。多様な素材が使われ、昨年より自由に作っていた。

若い人の可能性も感じた。意欲を裏付けるため、研究に励んでほしい。たくさんの作品を見ていろいろ試すといいだろう。

選外にするのが忍びない作品も少なくなかった。選ばれなかった人は、やりたいことをもっと突き詰めたらいいと感じた。

概要

第82回河北美術展
会期2019年4月25日~5月7日
会場藤崎本館7階催事場、TFUギャラリーミニモリ
日本画出品111点、入賞9点、入選59点、入賞・入選率61.3%
洋画出品654点、入賞22点、入選327点、入賞・入選率53.4%
彫刻出品25点、入賞5点、入選13点、入賞・入選率72.0%
審査員日本画=橋本弘安、宮廻正明、洋画=佐藤哲、藪野健、池口史子、彫刻=木戸修

Top

Home