河北新報特集紙面2014

2015年1月13日 河北新報掲載 閖上追悼イベントで飾る絵灯篭作り みんなで願いを込め作ろう!参加者募集

鎮魂と復興を願うボランティア活動プロジェクト 閖上追悼イベントで飾る絵灯篭作り みんなで願いを込め作ろう!参加者募集

ボランティアで閖上を応援。

あと2カ月ほどで、震災から丸4年経とうとしています。被災地ではさまざまな復興への取り組みが進められていますが、まだ道半ば。今も、さまざまな形でボランティア活動を求めている地域や団体が多くあります。
被災地のために今何ができるかを考え、いっしょに行動を実践する「今できることプロジェクト」。今年度のボランティア型支援活動は、「3.11閖上追悼イベント実行委員会」で求めている「追悼イベントで飾る絵灯篭を組み立て製作するボランティア」に参加いたします。ひとつ一つ、鎮魂と復興の願いを込めて作ることが、被災地支援活動になります。
また今回は、名取市内の仮設校舎で授業を行っている宮城県農業高校の生徒さんたちが、語り部として閖上地区を案内してくれます。
ぜひご参加いただき、閖上の現状を確かめ、ボランティア実践にご協力をお願いいたします。
※閖上追悼イベントで飾る絵灯篭作りの参加者募集は終了しました。たくさんの応募ありがとうございました。

 閖上追悼イベントで飾る絵灯篭作り [募集要項] へ

ボランティア主催者の方から

鎮魂と復興への思いを込め、飾る絵灯篭です

名取市閖上地区では、約2000世帯が暮らしていた地域が津波に襲われ、750名以上の方が亡くなったり行方不明になったりしました。復興はなかなか進まず、今も建物の明かりは灯っていません。
私たちは犠牲者の追悼のため、閖上地区を絵灯篭で照らすプロジェクトに取り組んでいます。2013年3月は1.2キロの光の道を作り、祈りを捧げました。絵灯篭の側面には亡くなった方への哀悼の気持ち、街の復興への祈りなどがメッセージや絵として描かれており、揺らぐ灯を見ているととても強く思いが伝わってきます。
絵灯篭の組み立て作業はボランティアの力をお借りしています。「今できることプロジェクト」に参加されるみなさんにも、事前の作業をお手伝いいただければ幸いです。
絵灯篭を、震災の記憶を伝え、復興を誓う「縁(えにし)」とするとともに、このイベントが閖上の文化として後世に残るよう継続していきたいと考えています。ご協力をお願いいたします。

3.11閖上追悼イベント 実行委員会 実行委員長 佐々木悠輔 さん

3.11閖上追悼イベントに飾られた絵灯篭(2014年)

高校生が語り部に 今でき参加者を案内

宮城県農業高校実習助手 山根正博 さん

本校の生徒は震災前に校舎のあった名取市で語り部活動をしています。これまで約300人を受け入れ、閖上地区の日和山や旧閖上中などを案内しました。
2年生の4人の有志は、この語り部ツアーに、ARグラスと言われる3D立体映像機器を取り入れました。これは過去と現在、未来を行き来したような体験ができる特殊なメガネを組み合わせた観光プランです。住宅が並んでいた光景や、実際の津波の映像などを映し出し、震災前と震災当時、未来の閖上を疑似体験してもらうものです。4人は観光プランのアイデアを競う「全国高校生観光甲子園」にも出場し、グランプリを受けました。
今回は今できることプロジェクトのツアーに生徒が語り部として参加し、日和山周辺などを案内します。生徒たちが地元を思い頑張っているので、ぜひご参加ください。

2014年6月、岡山県立林野高校の皆さんが修学旅行の一環として宮城県農業高校を来訪。両校生徒一緒になって絵灯篭をつくった

閖上追悼イベントで飾る絵灯篭作り 【募集は終了しました】

【募集は終了しました】

実施日/2015年2月28日(土)

●時間/午前9時〜午後6時(予定)
●定員/50名
●行程/
 午前9時 河北新報社前より出発(貸切バス)
 閖上小学校着 閖上地区見学(宮農生徒さんの案内)
 ゆりあげ港朝市メイプル館にて休憩とお買いものタイム
 バスでボランティア活動場所(パナソニック仙台工場/名取市増田)へ移動
 昼食(弁当)
 ボランティア活動
 午後6時 河北新報社前解散

募集概要【募集は終了しました】

●参加費用/
手作り絵灯篭キット(1個1,000円)は参加者負担にてご購入いただきます。それ以外のツアー費用に関しましては「今できることプロジェクト」の一環として、河北新報社が招待します。また、河北新報社発行「東日本大震災全記録~被災地からの報告~」(定価1,500円)を進呈いたします。

●参加条件/
1.「今できることプロジェクト」の趣旨に賛同し、ボランティア型支援についての理解をより深めたいと考えている方。
2.当日配布する、当プロジェクトについてのアンケートに記入いただけること。
3.当日顔写真を撮影させていただき、後日アンケート内容とともに新聞および特設HPに掲載させていただく場合があることをご了解いただける方。

応募方法【募集は終了しました】

はがき、メールにてお申し込みください。

●応募者の住所・氏名・年齢・電話番号(日中連絡がつきやすい電話)、応募動機、参加希望人数・参加希望者全員の氏名・年齢を明記してください。

※応募多数の場合には抽選となります。当選通知は当選者にのみご連絡いたします。
※ご記入いただいた個人情報は河北新報社で管理し、当プロジェクトの運営にのみ使用します。また、ツアー参加者への諸連絡、旅行保険加入申し込み等、必要な事項に関して(株)JTB東北に提供します。

●応募先/今できることプロジェクト「ボランティア型支援」係
●はがき/〒980-8660(住所記入不要)
●Eメール/ imadeki-info@po.kahoku.co.jp

※係名は必ずご記入ください。

今回の「今できること」の紙面をPDFで見る