河北新報特集紙面2013

2014年3月5日掲載 河北新報掲載 被災地を訪ねる観光型支援《バスツアー》レポート

被災地を訪ねる観光型支援《バスツアー》レポート

Webサイトでは「被災地を訪ねる観光型支援《バスツアー》」参加者全員のコメントを掲載しています。こちらからご覧ください。

被災地を訪ねる観光型支援《バスツアー》の様子

訪れて、感じて、確かめることが第1歩。

震災からまもなく3年、という時期を迎えています。震災直後に求められていた支援の仕方は、変わってきています。少し時間が経った今、求められている支援のあり方もあるはずです。「今できることプロジェクト」では、今何が必要なのか、今私たちに何ができるのか、読者の皆さん、賛同企業の皆さんとともに考え、いっしょに行動するという活動を続けてきました。
今回実施したのは「被災地を訪ねる観光型支援」。実際に被災地を訪ね、現地を自分の目で確かめ、現地の人に直接話を聞いて、被災地の現状や取り組み、どんなことが課題になっているのか、などを把握しよう、そして学んだことをより多くの人に伝えてみようという活動です。
バスツアーの実施に先立ち、紙上で「被災地に来てほしい、知ってほしい」という団体を募集し、多数の応募がありました。事務局において決定させていただいたのが、今回の訪問先「金華山」です。

青く輝く海。すばらしい景観の金華山。

さて今回訪れた金華山は、震災前は年間6〜7万人が訪れる観光地でした。震災により建物と参道のがけ崩れなど大きな被害を受けました。震災当日、金華山は鮎川側と女川側からの津波が激突し、とてつもなく巨大な津波となって押し寄せたと、権禰宜日野さんは説明していました。定期船の運航中止や減便もあり、観光客は激減しました。
参道もまだ修復途中で歩きにくい状態でしたが、被災当時の写真を見ると、すさまじい崩れ方だったことがわかります。よくここまで復旧したと思います。バスツアーの日、南三陸国定公園の碑が建つ参道の中腹からは、青く輝く海。ほんとうに穏やかな国定公園の眺めでした。
今回は金華山を訪れましたが、ぜひ被災地を訪ねてみましょう。漠然とイメージしている被災地のほんとうの姿を、実際に出かけて自分の目で確かめてみる。現地の方の話を聞いてみる。そして身近な人に伝えましょう、震災のことが風化してしまわないように。被災地を訪ねることで、地元の人とつながることができます。
紙面下欄では、応募いただいた団体・観光地の中から一部を紹介しました。こちらにも、ぜひ足を運んでみてください。

語り部の使命感に感銘 参加型支援の大切さ考える

仙台市泉区
松田万里さん(40)

ツアーでは、震災で被害に遭った方や語り部の方からさまざまな話を伺いました。女川から金華山に向かうフェリーを運航する船会社さんの、地元への熱い思い。震源地に一番近かった金華山の、被害の様子や厳しい現状…。震災の経験や復興への道のりを伝えたいと強く願っているみなさんの思いを知り、被災地で暮らす人間としての使命感や郷土愛を感じました。
私もボランティア活動に参加しています。震災を風化させないよう、継続した活動にしていくためには、交流がキーワードになると思っています。「今できることプロジェクト」のような参加型の企画を、意図的に作っていくことが大切ではないでしょうか。メディアが震災の話題を取り上げる回数が減り、残念ながら人々の関心も低くなっているように感じます。それでも自分にできることはないかと考えている人はたくさんいるはずです。
人としてどう行動するか、どうあるべきか。ツアーに参加した経験を生かして考えを深め、今後のボランティア活動や支援につなげていきたいと思います。

足が遠のいていた沿岸部 訪れて、本当に良かった

仙台市太白区
菊地芳子さん(48)

私ができることとして、買い物を通じた支援を心掛けてきました。被災地の企業が作った商品や農水産物を優先して買うようにし、お土産にも使っています。
震災後、被災した三陸沿岸部に足を向けることを避けてきました。物見遊山や物珍しさという気持ちで訪れては、被災した方々に失礼だと考えていたためです。被災者の苦しさや厳しい生活状況を報道で知るたび、何もできない自分を心苦しく感じるばかりでした。
今回のツアーに参加して、語り部のみなさんからまだまだ厳しい現状を伺いました。ですが、そんな中でも「前を向いてやっていこう」という強い気持ちを感じることができました。現地に来ることができて本当に良かった。金華山で買い求めたご朱印帳を持って、来年も、さ来年もお参りします。そして今後も被災地が立ち直っていく様子を見守り続けたいと思います。
自宅近くに仮設住宅があります。困っている方がいて、私にできることがあれば、ボランティアなどの形でお手伝いしていきたいです。

この他に、応募があった「観光型支援」の訪問先を、ご紹介します。こちらにも、ぜひ訪ねてみましょう。

みんなが集まる場所に

南三陸直売所 みなさん館  館長 小野勝良さん(66)

みなさん館は2012年10月、宮城県本吉郡南三陸町歌津地区にできた民間の直売所です。地元の農産物や海産物、味噌や漬物などの加工食品、お土産品などを製造販売しています。
南三陸町は津波で甚大な被害を受けました。歌津の被害も大きく、まだ多くの住民が仮設住宅での暮らしを強いられています。
復興関係の仕事や被災地ツアーなどで町を訪れる人は少なくありません。ですが、歌津は町の中心部から少し離れた場所にあります。なかなか足を延ばしてもらえないのが現状です。
それでもみなさん館には今でも毎週末、東京からボランティア団体のバスが来てくれています。飲食コーナーもあり、住民の憩いの場にもなっています。人が集い、交流して、笑顔になれる店になれたらと願っています。
今からはワカメが美味しい季節。店内でワカメしゃぶしゃぶなどのお食事を召し上がっていただけます。美味しい海の幸を食べに来てください。

南三陸直売所 みなさん館 所在地:南三陸町歌津管の浜57-1 電話:0226-36-2816
http://minasankan.com/

何度でも訪れて、見てほしい

気仙沼復興商店街 南町紫市場  副理事長 坂本正人さん(57)

私たちの仮設商店街には、地元で被災した商店や飲食店53店舗が入居しています。歴史ある割烹料亭から土産物店、生活用品を扱う店までひと通りそろい、観光客のみなさんにも楽しんでいただける場所です。
気仙沼は、がれきの撤去がようやく終わりました。街づくりは始まったばかりで、復興が進んでいるとは言えません。震災後1、2年目までは大勢来てくれたボランティアや被災地を巡るバスツアーも次第に減り、風化を感じます。
不安や厳しさはありますが、街の魅力は失われていません。特に食材は豊か。今は牡蠣やホタテなどの貝類が美味しい時期です。特産のフカヒレも、加工場が再建され、生産が戻りつつあります。
気仙沼に足を運んでもらい、現状を知ってほしい。復興に向かう気仙沼の今後を見守ってほしい。そんな気持ちで、大勢の人に何度でも気仙沼を訪れてもらいたいと思っています。みなさんのお越しをお待ちしています。

気仙沼復興商店街 南町紫市場 所在地:気仙沼市浜見山1-1 電話:0226-25-9756
http://kesennumafs.com/

癒しの時間を楽しんで

みやぎの明治村「歴史資料館」  館長 佐藤康さん(44)

登米市登米(とよま)には、明治時代に建てられた建物が当時の面影のまま残されています。周辺はほかにも明治をしのばせる建物が残っており、その街並みから「みやぎの明治村」と呼ばれています。
震災前は関東方面などから大勢のお客様に来ていただいていましたが、市内は震災で最大震度6強の地震に見舞われ、建物の多くが被災してしまいました。
私が館長を務める歴史資料館は教育資料館など5つの施設を総称しています。震災前の建物と変わらぬよう修復しながら営業を続け、昨年11月にすべての工事を終えました。しかし、宮城県の内陸部を訪ねる観光ツアーが減ってしまったことなどから、入込客数は震災前の6割までにしか戻っていません。
明治村は昔にタイムスリップしたような感覚に浸れる癒しの空間です。みなさんに、ほっとする時間を味わっていただきたいと思っています。宮城県北の沿岸被災地を訪れる時には、ぜひお立ち寄りください。

みやぎの明治村「歴史資料館」 所在地:登米市登米町寺池桜小路2 電話:0220-52-5566(とよま観光物産センター内)
http://www.toyoma.on.arena.ne.jp/

「被災地を訪ねる観光型支援《バスツアー》」参加者の皆さんの声をお伝えします。

写真をクリック!

仙台市若林区 青山 久美さん(48)

仙台市若林区 青山 久美さん(48)

金華山には昔、母やいとこたちと行きました。ツアーでは天気に恵まれ、周りがきれいな海で、この場所を守りたいなと感じました。沿岸部の多くで防潮堤の高さが議論になっています。観光で訪れる立場としては、防潮堤の高さで、海の輝きや時刻によって変わる海の色が見えなくなるのはとても残念です。観光は身近な支援です。さらに語り部さんたちに当時の話を聞かせてもらい、気持ちに寄り添うことができる気がしました。

愛知県あま市 浅井 智登さん(47)

愛知県あま市 浅井 智登さん(47)

建築関係の仕事を通して、被災建物の復旧及び補修、補強工事をしています。
「よそ者が被災地を観光がてら見に来る」ということが、よそ者の目からは悪いことのように思っていましたが、現地の人の気持ちは「ぜひ現状を見に来てほしい」と、大きくずれていることが、この地に1年以上いてわかったことでした。
被災地に来ておみやげを買うことも支援であるということを広め、被災地観光も支援の一つであるということを広めるためにも、このようなツアーを多く企画していただけるといいと思いました。

リコージャパン(株)東北営業本部 安藤 明さん(47)

リコージャパン(株)東北営業本部 安藤 明さん(47)

東北のポジティブな部分を日本中へ発信したいと考えています。中でも、起業家への支援ができないか検討しているところです。東北を訪れる人をどのように増やしていくか、考える必要があります。2015年は国連防災世界会議や仙台市地下鉄東西線の街づくりなど、企画が目白押しです。どのように盛り上げるか、他の市町村とどのように結び付けるか。しっかりと目標を定めて、連携して取り組んでいくべきだと考えます。

名取市 安藤 修一さん(59)

名取市 安藤 修一さん(59)

今、青森に単身赴任をしています。青森では震災のニュースがほとんど聞かれなくなりました。ツアーに参加し、被災地は空地だらけ、草が生い茂っているのを目の当たりにしました。ライフラインの整備だけが進んでいますが、住民はまだ仮設住宅での暮らしを強いられています。これから、少しでもできる支援をしていきたいと感じました。

名取市 安藤 美恵さん(56)

名取市 安藤 美恵さん(56)

ツアーは、これからの震災復興や支援について考える良いきっかけになりました。多くの人に伝えることも支援になると知り、私にもできることがあるのだと気付きました。被災地でのボランティア活動にも機会があれば参加してみたいと思います。同じ名取市内で被災した、閖上の朝市などでの買い物支援が一番身近で、長く続けられる支援かと感じています。

仙台市宮城野区 飯田 晃英さん(29)

仙台市宮城野区 飯田 晃英さん(29)

防災集団移転促進事業に携わっています。今回参加して、津波被害を直接受けた方、目の当たりにした方の生の声(被災体験)を聞いて、見たこと聞いたことを私もたくさんの人々に伝えていきたいと感じました。同時に本人ではなく、間接的に伝えていく立場として、どれだけ説得力をもった生の声を伝えられるか不安を感じました。いずれにしろ、どうやって伝えようと考えることが、また新しいカタチとして今日のバスツアーのように新たな取り組みが生まれていくと思います。この機会を生かしていきたいと強く思いました。

仙台市若林区 市川 智子さん(29)

仙台市若林区 市川 智子さん(29)

車内で参加者のお話を聞いて、被災地のために何かしたいと考えながら、きっかけがなくてできないでいる人が大勢いるのだと知りました。観光し、買い物をするだけでも支援になる。それを長く続けることが大切だという話に、支援について難しく考えることはないのだと気付きました。ほかの多くの人にもそれを理解してもらいたいと感じました。

広島市 江本 保浩さん(53)

広島市 江本 保浩さん(53)

仙台市に復興支援のため派遣されています。地元でこちらの復興状況を伝えたい、また東北関連商品を積極的に買いたいと思っています。
今回参加してみて、もう少し地元の方の思いをお聞きしたかった。また事前に被災前の状況を確認するなどの準備をしておけば、より深く理解されたように思います。

仙台市泉区 遠藤 淳さん(29)

仙台市泉区 遠藤 淳さん(29)

百聞は一見に如かずのことわざ通り、行ってみて、直接話を聞くこと、体験することの大切さを感じました。震災から3年が経ったからこそできること、やるべきことがあると思います。その一つに被災地の観光支援があるのではないでしょうか。被災地ボランティアというと、どうしても支援する側、される側の関係になりますが、観光支援であれば互いに与え合う関係になれると思います。

仙台市泉区 遠藤 真理子さん(34)

仙台市泉区 遠藤 真理子さん(34)

自然と神々のエネルギーにあふれていた金華山が震災でどのような影響を受けたか、気になっていました。鹿たちの元気な様子、神社も古来からのお社(やしろ)は無事だったことを確認でき、ほっとしました。アスファルトなど近代的な部分だけが壊れていたのが印象的でした。ツアーでは被災当時の生の声を聞くことができ、みなさんが大変な思いで復旧・復興に進んでこられた力を感じることができました。人間も本来、自然の一部です。文明に溺れず、強い生命力をもって自然と共生していきたいと感じています。

仙台市青葉区 大内 一輝さん(38)

仙台市青葉区 大内 一輝さん(38)

今後はより被災地と密接に関われるようになっていきたいと思いました。
震災当初であったならば不謹慎であると言われていたであろう観光型支援も、3年という歳月を経て、被災地の経済を回復していくためにも有意義なことだと思います。今日各地を見て、まだまだ復興には時間がかかると痛感しました。

仙台市青葉区 大川 亮さん(29)

仙台市青葉区 大川 亮さん(29)

市町から受託し災害公営住宅の整備に従事しています。
今回のようなツアーは、知らない人に現状を知ってもらうという意味ではたいへん有意義と思います。震災により取引先を失い、経営に窮する企業が多いと聞きます。観光支援の一環として、そのような企業(飲食料品、食品加工業等)に寄与できるようなツアーを組むのもいいのではと思いました。

仙台市宮城野区 大森 洋海さん(32)

仙台市宮城野区 大森 洋海さん(32)

船会社の語り部の話には、津波を目の当たりにした人にしか分からない説得力がありました。知人にも話を伝えたいと思います。今、被災地や被災者に対して直接的な支援は少なくなっています。被災地をよく知らない私は、訪問し、体験し、買い物をすることなどの間接的な支援しかできません。観光型支援は手軽で印象に残る支援だと思います。

黒川郡富谷町 小野寺 由紀子さん(54)

黒川郡富谷町 小野寺 由紀子さん(54)

観光に行くこと、被災地で買い物をすること、それだけでも支援になるならば、もっと多くの人が支援できると思います。ツアーは貴重な体験でした。また企画してほしいと思いますし、家族や友人たちに広めたいと思います。東京の友人を連れてきます。

明治安田生命保険相互会社仙台支社 川口 正人さん(52)

明治安田生命保険相互会社仙台支社 川口 正人さん(52)

ツアーに参加し、ゆっくり振り返ることも少なくなってきた震災の記憶をたどる時間を持てました。絶対に風化させてはいけませんし、折に触れて体験を言葉にしていかなければいけません。今回のように、今できることを考え、実行していきたいと思います。企業としてもさまざまな取り組みを進めます。

仙台市太白区 菊地 芳子さん(48)

仙台市太白区 菊地 芳子さん(48)

震災後、被災した三陸沿岸部に足を向けることを避けてきました。物見遊山や物珍しさという気持ちで訪れては、被災した方々に失礼だと考えていたためです。ツアーに参加して、厳しい状況の中でも「前を向いてやっていこう」というみなさんの強い気持ちを感じることができました。現地に来ることができて本当に良かった。また来ようと思います。

仙台市太白区 熊谷 実さん(52)

仙台市太白区 熊谷 実さん(52)

震災から3年を迎えるにもかかわらず、今回の金華山は被災箇所の復旧が手つかずのまま。他の小さな漁村なども同じ状況なのだろうと想像されます。参道の復旧整備について、今後ボランティアの手が必要とされるようなことがあれば、ぜひ参加したいと思います。
自分の目で見て耳で聞く機会は有意義です。黄金山神社の参道についても、宿泊場所の提供さえあればボランティアによる復旧整備が十分可能であると思います。(資材の提供も寄付等でまかなえるのでは?)情報発信が重要なのだと感じました。震災前の参拝者人数がまた戻るには、参道下のがけ崩れや転石等のある法面の補修が必要と感じました。

仙台市青葉区 佐藤 小夜さん(16)

仙台市青葉区 佐藤 小夜さん(16)

震災から3年が経つのに、いまだに水が行き届いていない被災地があると知ってとても驚きました。わたしにできる支援は、被災地の食べ物を食べることです。サケが大好きなので、女川のギンザケを食べてみたいと思いました。

仙台市青葉区 佐藤 ますみさん(53)

仙台市青葉区 佐藤 ますみさん(53)

震災から3年が経ち、復興が進んでいるのではないかと思って参加しましたが、まだまだだと知りました。しかし、そんな状況の中でもみなさん頑張って生活しているのだということも感じました。被災地のみなさんは、100年、1000年後の日本を見越して、一番良い状態に導こうと、今頑張っているのだと思います。私たちにできることは、今回のように観光などで支援すること。明るい未来に向かって協力していけたらと思っています。

多賀城市 白石 恵美子さん(61)

多賀城市 白石 恵美子さん(61)

被災地では物産等を購入することをこころがけていました。金華山には初めての訪問です。宮司さんのお話で何か得られるものがあるのではと思い参加しました。実際にお話を聞いて、津波の押し寄せる光景がすさまじかったのが伝わってきました。
女川の海の近くの現状もこの目で実際に見ると、胸が痛みあの日を想い出します。何かをしなければと思いがつのります。やはり1人でも多くの人が訪れることで支援になればと思います。

多賀城市 白石 耕一さん(62)

多賀城市 白石 耕一さん(62)

ふだん、住んでいる多賀城市内でも津波の被害にあった地区の商店でできるだけ買い物するように心がけています。
今回参加してみて、金華山黄金山神社権禰宜の日野氏と船のガイド氏が語られたように「とにかく実際に被災地に来て見てほしい」ということが極めて重要ということがわかりました。観光名所である金華山の観光客が激減しているという現状を打開していくためには、やはり1人でも多くの人が現地に足を運んでいく積み重ねしかありません。宮城のガラパゴスという自然資源をもっとPRして大いに観光振興していくことが強く求められていると思いました。

日本生命保険相互会社仙台支社 白戸 啓之さん(41)

日本生命保険相互会社仙台支社 白戸 啓之さん(41)

復旧がまだまだ進んでいない地域の風景を見て、言葉が出ませんでした。ただ、そこで生活している方の話を伺い、その強さにあらためて感銘を受けました。観光と情報発信をうまく融合できれば良いと感じています。私自身は、ソーシャルメディアを使った情報発信を続けています。被災地域の産品を買うようにも心掛けています。

仙台市若林区 鈴木 純平さん(29)

仙台市若林区 鈴木 純平さん(29)

今回の訪問が被災地の方々の支援になれば幸いです。当初、「観光型支援」という事業にひかれて参加しました。語り部の講話の内容はすでにウェブや報道でも知られていることでした。バスの中でも「観光」という視点で現在の女川や石巻の被害の様子や復興の様子を語るものではなく単なる思い出話に終始した点が残念です。いま一度、どのような「観光」施策の「支援」に結び付くのか、良く考えてほしいと思います。

仙台市若林区 鈴木 真衣さん(30)

仙台市若林区 鈴木 真衣さん(30)

初めて金華山を訪れました。間近に見られる鹿、船会社の方の震災のお話、島と一体となった神社の空間など、金華山の魅力を感じることができました。同時に、まだまだ復旧には遠いのだと実感しました。観光するということは、実際にその地に赴き、その光景を目に焼き付けて、消費もするということで、その地の理解や経済的支援につながることだと思います。観光客が継続的に訪れるために、その地の魅力を作っていくことも重要です。被災地の近くに住む者として、何か協力できることはないかなと考えています。

白石市 鈴木 萌さん(22)

白石市 鈴木 萌さん(22)

今回のような観光型支援、被災地に行くバスツアーは今日が初めてでしたが、できれば自分でコースを決めて歩いて回りたいと思っています。去年は石巻の門脇小学校付近を歩きました。
金華山はどこか空気が澄んでいるような、とても気持ちのいい場所でした。震災後船が減ったこともあり、この場所の魅力を伝え切れていないのが非常に残念です。
女川には初めて行きましたが、ここに家やビルが並んでいたとはとても思えない景色でした。女川の震災時のお話もうかがいましたが、地元の者ではない私が今回一度訪れたところで、被災地の苦労や辛さをすべて理解することは不可能だと思います。自分なりの立場から、せめて、見聞きしたことを他の人に伝えることが小さな支援のひとつになるのではないかと思います。

株式会社IHI東北支社 関 多江子さん(34)

株式会社IHI東北支社 関 多江子さん(34)

今回は被災地を訪れ、震災の話を聞いて自分なりに考えてみたい、また地元にいながら一度も行ったことがない金華山にぜひ行ってみたい、という思いで参加させていただきました。今日はその目的をかなえられ、大変貴重な機会となりました。女川では大きな被害で多くの方が犠牲になられたので、鎮魂の気持ちで乗船させていただきました。船の中で当時のすさまじい状況をうかがい衝撃を受けました。この快晴でとてもきれいな空、おだやかな海からは想像がつきませんでした。
後世につなげるために、安全で快適に過ごせる町づくり(復興)が大事だとあらためて実感することができました。また女川、金華山、石巻を訪れ地元以外の方にも観光を勧めてぜひ案内したいと思います。本日はまことにありがとうございました。

仙台市若林区 高木 邦寛さん(62)

仙台市若林区 高木 邦寛さん(62)

復興支援の手がまだまだ伸びていない被災地・被災者もあり、心ある方々みんなが少しずつ賛金を出しあえるようにする支援も必要なのではないかと感じました。情報をたくさん発信できる今回のようなプロジェクトは非常に役立つのではないでしょうか。参加者が1人でも多くの人へ情報を伝え、現地を訪れる人を増やすことにつなぐことが大切だと思います。
今回の行動の結果として、被災地の現状を紙面・HPだけではなく、たとえばチラシにして参加者から口コミや手渡しで情報拡散するようなことを考えてはいかがでしようか。

仙台市太白区 高橋 聡さん(51)

仙台市太白区 高橋 聡さん(51)

防潮林植樹、畑作業などのボランティア経験があります。あと、ツイッターとそのリンクから震災関連の情報、取り組みを知るように努めています。
今回はバスも船もガイドさんの話がとてもためになったし、面白かったです。これからも同じ観光するのであれば被災地へ、という思いを強くしました。淡々といいツアーでした。スタッフの皆さんありがとうございます。協賛企業の皆さん、どんどんこういう企画を支えてください。いい支援のカタチだと思います。ありがとうございます。

仙台市泉区 高橋 秀至さん(54)

仙台市泉区 高橋 秀至さん(54)

防潮林植樹、災農地のがれき撤去、仮設住宅への緑のカーテン(ゴーヤ、朝顔)設置などのボランティアのほか、南三陸・気仙沼・石巻地区被災地買い物支援をしています。
被災地、とくに観光地は、年月とともに風化が進み、観光客が減少しています。震災の記憶を忘れず、被災地へ足を運び、復興の現状の情報を発信し続けることが大切だと思いました。買い物等の被災地観光支援は末長く続けていった方が復興を加速させることにつながると思います。

仙台市太白区 田尻 優子さん(51)

仙台市太白区 田尻 優子さん(51)

沿岸部では震災の影響がまだ残っていることを被災した方から直接伺い、あらためて大変な思いをなさっているのだと感じました。話を聞かせてくださった方々は、自分のためではなく、地域のために伝えようとしてくれているのだと感じます。不謹慎に聞こえるかもしれませんが、観光型支援は楽しんでできる支援だと思いました。あの日を忘れず、体験を生かして暮らしていかなければいけないと思います。

アサヒビール(株)東北統括本部 永藤 智さん(47)

アサヒビール(株)東北統括本部 永藤 智さん(47)

現場に行き、自分の目で見て、それを誰かに伝えることが重要な支援になると感じました。語り部の話を聞けたことで、これまで以上に心に思い浮かべることができました。風化が危惧されますが、今回のようなツアーが継続的に行われれば、記憶が途切れないと考えます。

仙台市若林区 橋本 芳一さん(55)

仙台市若林区 橋本 芳一さん(55)

震災後、復旧・復興を思い、東北へ希望して転勤してきました。今後も自分の仕事の範疇ですが、多少なりとも東北復興のため関与していきたいと思っています。
当プロジェクトで企画されました関係者様にはたいへんご苦労様です。震災後に東北に来て当初に抱いていた思いも、2年経過し、日々の忙しさに流れつつあったのかなと本日参加させていただき感じています。あらためて思いを新たに考える機会となり、感謝しています。今後も継続が大切と思いますので、できるだけこの企画が永く続くよう希望しています。

仙台市青葉区 長谷川 幸枝さん(30)

仙台市青葉区 長谷川 幸枝さん(30)

今回このツアーはきっと勉強になると思って参加させていただきました。石巻の先まで今日行くことができ現状を知ることができました。「被災地に足を運ぶ」これが私が応援できるいちばんのことかなって思います。自分ができるのは少しでも被災者の傍に寄り添うことと思います。
1500円でこんな素敵なツアーに参加させていだいて、ありがとうございました。大川小学校の話、金華山での体験、船の中でのお話、石巻赤十字病院…。今日見聞きしたものすべてがプラスになりました。本当にありがとうございました。今日を忘れません。また機会がありましたらお会いできればと思います。本当に良い1日でした。

仙台市泉区 畠山 満志さん(63)

仙台市泉区 畠山 満志さん(63)

女川や石巻、金華山の復興はまだまだ遠いと感じました。中でも金華山は神社であり、宗教法人であることから公的な復興支援を受けられないのだと聞き、驚きました。観光客が激減すれば、復興がますます遅れます。公的な資金の投入をお願いしたいと思います。私は、観光支援型のツアーなどに参加して、被災地に少しでもお金を落としたいと考えています。

仙台市青葉区 土生 千鶴子さん(43)

仙台市青葉区 土生 千鶴子さん(43)

海岸の清掃などボランティアに参加してみたいと思っていますが、まだ行けていません。震災で各地から支援を受けたことに感謝しています。ほかの地域で災害があれば支援したいと思いますし、即戦力になるようなものを身に付けたいと思っています。ツアーで見たこと、聞いたことを周囲の人たちにも伝えていきます。

仙台市青葉区 引地 理子さん(52)

仙台市青葉区 引地 理子さん(52)

ボランティアだけではなくさまざまな支援の形があるということにあらためて気付きました。被災地を訪ねるだけでも支援になるのですね。家族や友人を誘って積極的に訪れようと思います。日常の中でできることから実践しようという思いを新たにしました。

仙台市泉区 松田 万里さん(40)

仙台市泉区 松田 万里さん(40)

私もボランティア活動に参加しています。風化させぬよう継続した活動にしていくためには「交流」がキーワードになると思っています。今回の「今できるプロジェクト」のような参加型とうまくからめて継続した支援を意図的につくっていくことが大切だと感じています。
震災から3年が経とうとしている現在、徐々にメディアでも取り上げられる回数も減り、日々の関心も残念ながら低くなっています。それでも自分に何かできることはないかと、みんな、きっかけを探しています。そういう場をつくって企画した「今できることプロジェクト」は、ほんとうにすばらしいと思いました。今回、このプロジェクトに参加することができて心から感謝します。
またこのプロジェクトメンバーとのつながりの輪が、そして被災地との交流が、継続的に広がっていくような企画があったらいいなと思います。

仙台市太白区 武藤 浩さん(52)

仙台市太白区 武藤 浩さん(52)

今回、観光型支援のバスツアーに参加させていただいたということで、自分自身の支援の背中を押してもらったのではないかと考えています。実際に被災地を自分の目で見ると、様々に思うことがありました。今後自分なりに支援について考え、実行していきたいと思います。

第一生命保険株式会社仙台総合支社 村井 学さん(53)

第一生命保険株式会社仙台総合支社 村井 学さん(53)

2014年4月に転勤で仙台市に来ました。会社では、ビジネスマッチングの場を定期的に提供して大手企業と被災して販路の乏しくなった企業を結びつける取り組みを行っています。
本日のツアーでは、以前から行きたかった金華山に行けたことが最大の収穫です。往復の船の中で船長さんから聞いた話に心を動かされました。「女川の復興はこれからが難しい」という言葉に震災の被害と影響の大きさを感じました。観光型支援(ツアー)は個人で訪問するのと違い、被災した方の生々しいお話が聞けるところが良いと思います。もっと参加費を取っても「被災地に足を運び、自分の目で見る、そして被災地にお金をおとす」という気持ちで参加する人がいるのではと考えます。本日はほんとうにありがとうございました。

住友生命保険相互会社仙台総支社 村上 淑恵さん(54)

住友生命保険相互会社仙台総支社 村上 淑恵さん(54)

ふだん買い物の際には、産地を確認しできる範囲で被災地のものを購入しています。体を使う支援は自信がないこともあり、ハードルが高いなと感じていました。今回の観光型支援は「これなら」と思い、参加させていただきました。
仕事で石巻を訪問する機会もあり、親戚もここで被災し、何人か亡くなっておりますので、あらためて地元の人のお話を聞くことで胸に来るものがありました。
金華山を訪れてみて、まだ復興に手がつけられていないところが多く、被災地域の広さや官民の手がなかなか届かないところが多いと感じました。「足を運んでみる」ところから始めていきたいと思います。今日は参加させていただきありがとうございました。

仙台市青葉区 森高 俊一さん(35)

仙台市青葉区 森高 俊一さん(35)

復興公営住宅(災害公営住宅)の整備に携わっています。本拠地が熊本県であるため、いつか九州に戻ることになりますが、被災地への関心を失わないことが遠方からの支援の第一歩と思っています。今回「被災地を訪れること」自体が支援になり得るのだということを実感できたことは、ひとつの大きな収穫でした。また観光型支援については、関心はあるけれども一歩が出ないという方々にとっては入口として非常にとっつきやすく、良い企画であると思います。

仙台市宮城野区 安井 敏夫さん(46)

仙台市宮城野区 安井 敏夫さん(46)

仕事で東北に来て約2年半。ここで生活しているのが被災地支援、建築の仕事をしているのが被災者支援ではないかと考えています。
今回参加させていただいた縁と運を感じ、今できることプロジェクトのスタッフ、賛同企業の方に大いに感謝しながら、有意義に被災地の状況を見ることができました。
神社とそれと船の中でも当時の状況のお話を聞かせていただき、ほんとうにありがとうございました。仙台市内では復旧・復興が進み震災をあまり気にしなくても過ごせるようになってきましたが、女川・石巻ではまだまだ復興には長い道程となることを実感しました。

仙台市青葉区 山田 恵里さん(46)

仙台市青葉区 山田 恵里さん(46)

参加して、女川は復旧どころかいまだに不便な生活を強いられていると感じました。私はほぼ復旧した仙台に住んでおり、申し訳なく感じてしまいます。バスの車内ではみなさんの話から、なるべく多くの人に現状を伝えることも支援になると気付かされました。たくさんの人に、ツアーの体験を話してみようと思います。

仙台市青葉区 遊佐 さゆりさん(51)

仙台市青葉区 遊佐 さゆりさん(51)

金華山の黄金山神社にお参りすることができて嬉しかったです。沿岸部の被災地は車で通ります。塩釜市の浦戸諸島や松島も数回訪れました。しかし、原発のある女川には足が向きませんでした。観光型の支援をするにも、安全が第一だと思います。
ツアーでは、語り部さんを通じて未来の減災対策を学び、海の幸、陸の幸の美味しさを味わいました。土地の魅力、住む人の魅力を感じ、生きていてくれて良かったと感謝の気持ちを抱きました。

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