河北新報特集紙面2013

2013年11月29日 河北新報掲載

情報発信型支援《セミナー&バスツアー》参加者募集

前回(今できること2012)のバスツアーの様子

「今できることプロジェクト」2013年度の活動は、企業と市民がいっしょになって、「被災地を訪ねる観光型支援」「ボランティア型支援」「情報発信型支援」の3つのプロジェクトについて、具体的なアクションを展開していきます。
この度下記「情報発信型支援」の参加者を募集します。「情報発信型支援」とは、被災地・被災者の今をより多くの人に伝えることによって、現地に訪れることができない人にも現状を伝え、震災の風化を防ぐことにつなげようとする支援です。今回は情報発信のノウハウを学んでいただく《学習編》と、実際に被災地を訪れ、どのような情報を集めたらいいのか現場で体験してもらう《実践編》の双方に参加していただきます。多くのご応募をお待ちしています。

応募締切 12月9日(月)必着

《学習編》(どちらかの日程)と《実践編》の両方に参加できる方を募集します。

募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

《学習編》 情報発信セミナー
実施日/2013年12月16日(月)・12月21日(土)

  • ●日程
    いずれかにご参加ください。
  • ●会場
    河北新報社1Fホール(仙台市青葉区五橋1-2-28)
  • ●内容
    ◎講義1:「人をつなげる情報発信」講師=まちかどブロガー須藤扶美子さん、情報発信事例紹介、質疑応答
    ◎ 講義2:「心に響くfacebook投稿術」講師=河北新報社デジタル編集部・デジタル事業部、質疑応答

《実践編》 情報発信バスツアー
実施日/2014年1月19日(日)

  • ●時間
    午前9時~午後4時(予定)
  • ●行程(予定)
    ◎9:00河北新報社前より出発(貸切バス)
    ◎閖上日和山にて語り部の講話
    ◎ゆりあげ港朝市見学・買い物(朝市のお店の皆さんとのふれあい)
    ◎昼食(閖上産のかまぼこのすり身や海産物を、自分で炭火焼きするなど海の幸を満喫いただきます)
    ◎メイプル館にてゆりあげ港朝市協同組合理事長の講話と震災時のビデオ視聴
    ◎情報発信の実践
    ◎16:00河北新報社前解散

募集概要 【募集は終了しました】

  • ●参加費用
    「今できることプロジェクト」の一環として、河北新報社が招待します。ただし、《実践編》情報発信バスツアー昼食代の一部1名500円は参加者負担にてお願いします。また、河北新報社発行「東日本大震災全記録~被災地からの報告~」(定価1,500円)を進呈いたします。
  • ●参加条件
    (1)「今できることプロジェクト」の趣旨に賛同し、情報発信型支援についての理解をより深めたいと考えている方。
    (2)《学習編》(どちらかの日程)と《実践編》の両方に参加できる方。
    (3)当日配布する、当プロジェクトについてのアンケートに記入いただけること。
    (4)当日顔写真を撮影させていただき、後日アンケート内容とともに新聞および特設HPに掲載させていただく場合があることをご了解いただける方。
    (5)インターネットにつながる携帯電話かスマートフォン・タブレットを持参できる方

応募方法 【募集は終了しました】

はがき、メールにてお申し込みください。

  • ● 応募者の住所・氏名・年齢・電話番号(日中連絡がつきやすい電話)、応募動機、参加希望人数・参加希望者全員の氏名・年齢・《学習編》参加希望日(12月16日または21日)を明記してください。
    ※応募多数の場合には抽選となります。当選通知は当選者にのみご連絡いたします。
    ※ご記入いただいた個人情報は河北新報社で管理し、当プロジェクトの運営にのみ使用します。
  • ●応募先/今できることプロジェクト「情報発信型支援」係
  • ● はがき/〒980-8660(住所記入不要)
  • ●Eメール/imadeki-info@po.kahoku.co.jp
    ※ 係名は必ずご記入ください。

《学習編》講師から、メッセージ。 発信し、つながる喜び。

仙台市太白区
「ふらっと」 まちかどブロガー
須藤扶美子さん(51)

河北新報社が運営する地域SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「ふらっと」で、2012年9月から、主に震災をテーマに記事を書いています。
私は、休暇で帰っていた石巻市の実家で津波に襲われました。2階に避難して助かりましたが、目の前に津波が押し寄せた光景は、今でも忘れられません。
両親は仙台の私の家に引っ越し、今も一緒に暮らしています。被災地を離れた被災者には、支援の手はなかなか届きません。被害を体験した自分が声を上げなければと感じています。
宮城県水産高校(石巻)の生徒が実習でマグロ船に乗り、獲った魚を販売するという新聞記事を紹介した時のことです。同高は実家の近くにあり、被災した校舎の修理を終えたばかりでした。ブログをアップすると、「さっそく買った」「どこで買えるの」と、とても多くの反響がありました。生徒たちだけでなく、私自身もみなさんから温かい支援をいただいたようで、本当に嬉しかったです。
インターネットを使えば、写真と簡単なコメントだけでも情報を発信できます。難しく考えず、1人でも多くの人に発信の輪が広がればと思っています。

《実践編》訪問先の方から、メッセージ。 閖上の今を伝えてほしい。

名取市
ゆりあげ港朝市協同組合理事長
櫻井広行さん(59)

ゆりあげ港朝市は、津波の被害が甚大だった名取市閖上の復興の灯になろうと、被災直後から再建を目指して奮闘してきました。おかげさまで新しい施設が完成し、12月1日にグランドオープンします。
営業時間は日曜日の早朝から10時まででしたが、午後1時まで延ばしました。海鮮丼などの味覚を味わえ、かまぼこの手焼き体験などもできます。何度も足を運んでもらえる場所を作りたいと思っています。
今回ご参加いただく方々には、震災当時の状況や復興の現状、課題をしっかりお話します。情報を周囲の方に伝えていただければ幸いです。

ゆりあげ港朝市 ホームページはこちら
今回の「今できること」の紙面をPDFで見る