河北新報特集紙面2013

2014年2月10日 河北新報掲載 情報発信型支援《セミナー&バスツアー》レポート

情報発信型支援《セミナー&バスツアー》レポート

「今できることプロジェクト」では、被災地・被災者の今をより多くの人に伝えることによって、現地に訪れることができない人にも現状を伝え、震災の風化を防ぐことにつなげようとする「情報発信型支援」を、参加者の皆さんとともに、実行しました。
Webサイトでは「情報発信型支援」参加者全員のコメントを掲載しています。こちらからご覧ください。

学んで、実践して 情報発信の大切さ

震災からまもなく3年。被災地や被災者にとって、今必要なことはどんなことでしょうか。そして今私たちにできることは何でしょうか。さまざまな支援のあり方を探り、実行する活動を進めている「今できること」プロジェクトは、今回少しでも記憶の風化を防ぐために、「情報発信型支援」の取り組みを読者の皆さんといっしょに実践しました。
セミナーでは、情報発信の大切さ、フェイスブックなどによる具体的な発信の仕方を勉強し、バスツアーでは実際に被災地を訪れ、その場で情報を収集・発信してみようという実践活動を行いました。
(下に掲載したのは、当日参加者の皆さんがフェイスブックに投稿した記事の例です※クリックで拡大します)

被災地を知り、感じ、伝え、広げていく

バスツアーで訪れた閖上では、広大な更地の中に、日和山と朝市の会場がありました。訪れて様子を見ただけではわからないこともたくさんあります。景色から何を想像するか、現地の人の話からどんなことを学びとるか。真剣にメモをとる姿も多く見られました。自分なりに再整理してみることも大切です。そして今度は、自分のこととして、身近な人に、遠くの人に、まだ行ったことがない人に伝えたり、広げていく。方法は、自分でできることでいいと思います。これからも、それぞれに感じたこと、伝えたいことを発信していきましょう。それがきっと風化を防ぐことにつながっていきます。

《学習編》情報発信セミナー

● 2013年12月16日(月)・21日(土)
● 会場/河北新報社(まちかどブロガー須藤扶美子さんの講演、発信ツールの使い方などの講習)

《実践編》情報発信バスツアー

● 2013年12月19日(日)
● 訪問先/名取市閖上地区(日和山、ゆりあげ港朝市、ささ圭/各所にて講話)

プロジェクト通じてフェイスブック習得 情報発信の力に驚き

仙台市泉区
小野寺辰男さん(61)

今できることプロジェクトのセミナーをきっかけに、フェイスブックを使って情報の発信ができるようになりました。閖上のツアーでは、大勢のお客さんが朝市を訪れている様子や組合員のみなさんから受けた温かいおもてなしへの感謝の気持ちを投稿しました。自分で被災地に行ったときにも、感じたことや撮影した写真を掲載するようにしています。
昨年、長野県に住む友人を閖上に連れていく機会がありました。友人は復興が進まない状況に驚き、「自分が耳にする報道では、現状が伝わってこない」とつぶやいたんです。「では、私が遠方の友人たちに伝えよう」。そう考えていたところ、今できることプロジェクトの企画を知りました。
今までもボランティアに参加したり、被災地に行ったりしてきましたが、情報発信は時間や空間に縛られず、誰でも取り組める良い支援だと感じています。
フェイスブックを始めて驚いたのは、静岡県に住む甥とつながり、やり取りするようになったこと。甥は私の投稿を見て「被災地の現状を伝える草の根活動はとても大事だと思う。頑張って」と言ってくれました。素直な気持ちを大切に、楽しみを見つけながら情報を発信していこうと思っています。

情報を求める人がいる

埼玉県熊谷市
梶谷誠さん(45)

以前に仕事をしていた縁で、宮城県を第二の故郷のように思っています。震災の後は、ボランティアなどで毎月のように宮城や福島を訪れています。被災地の情報を知りたいと、河北新報の購読も始めました。首都圏では震災の話はほとんど聞かず、風化を感じます。
ですが、私のように、遠くにいても情報を得たいと思っている人がいます。私も今回の経験を埼玉の友人や職場の同僚たちに伝えたいと思います。

学んだこと発信したい

仙台市若林区
高橋愛実さん(18)

高校の卒業論文の課題をまちづくりにしようと考えています。被災地のことを学ぶだけでなく、宮城が元気になるような活動をしていきたいと考え、今できることプロジェクトに参加しました。
閖上の状況はテレビなどで知っているつもりでしたが、実はまったく知らなかったのだと気付かされました。学んだことを卒論に生かし、家族や友人たちにも見たこと、聞いたことを伝えていこうと思います。

支援の輪、大きなうねりに

ゆりあげ港朝市協同組合 櫻井広行さん(59)

ツアーでは、震災を経験した者としてみなさんに知っておいてほしいことをお話しました。
一つは「私たちの失敗を繰り返さないでほしい」ということです。地震が起きてすぐに避難をしていれば、あんなに大勢の犠牲を出さずに済みました。いろいろな世代が真剣に話し合える場と機会を作り、減災やコミュニティーの在り方を見直していかなければいけないと思います。
もう一つは、私たちが受けた支援への感謝の気持ちです。私たちが復興に向かって一生懸命取り組んでいる姿を見てもらうことでしか、その恩に報いることはできません。
私たちのこうした教訓や思いを、私一人で発信していくのは限界があります。1人でも多くの人に知ってもらい、発信してもらうことで、大きなうねりになります。新しい支援の形がいろいろと生まれ、世界中のモデルになれば素晴らしいのではないでしょうか。
私たちは朝市を多くの人に楽しんでもらえる、人の集まる場所にしたいと思っています。気軽な気持ちで遊びに来てください。

1月19日「情報発信型支援バスツアー」参加者の皆さんの声をお伝えします。

※年齢は2014年2月10日現在の年齢です。

写真をクリック!

仙台市宮城野区 赤間 祐子さん(48)

仙台市宮城野区 赤間 祐子さん(48)

震災後、「何かしなくちゃ」と思いながら、何もできずにいました。今回のプロジェクトに参加して、何か見つかった気がします。まずは身近な人に話す、伝える。そして遊びに行くこと。小さなことからですが、取り組みます。

仙台市若林区 あべ ゆうきさん(48)

仙台市若林区 あべ ゆうきさん(48)

今回のプロジェクトで、ゆりあげ港朝市などの現場の人の話、感情のこもった言葉を直接聞くことができて、非常にためになりました。
きょうのことをどれだけ正確に伝えられるか、これからも勉強していきたいと思っています。自分の活動の反省点としては、準備不足のため持参した機材が不具合を起こしたりして、スムーズな取材ができませんでしたので、今後の活動に生かしていきたいです。

リコージャパン(株)東北営業本部 安藤 明さん(47)

リコージャパン(株)東北営業本部 安藤 明さん(47)

企業として、昨年のプロジェクトにも参加しています。震災後に行ったことを、今後も継続していかないといけないと思っています。今回は、とてもいい企画でした。「今できること、今やれそうなこと」を、的確な題材で企画していただきました。
みんなでできることを、ひとつひとつ増やしていければいいと思っています。個人のSNSと企業の力を、今後どう融合させられるか? これから、さらにおもしろくなっていくのではとワクワクしています。

三菱地所(株)東北支店 飯島 啓太さん(33)

三菱地所(株)東北支店 飯島 啓太さん(33)

閖上には震災後何度かうかがったことはありましたが、現地の方に直接お話をうかがったことはないままでしたので、今回参加させていただきました。
語り部の格井さんのお話は、今までわからなかったこともしっかり説明していただき、現地の人だからこそ伝わるものがあるのだと感じました。朝市の櫻井さんのお話は、当事者にしか言えない内容と思いますが、たいへんわかりやすかったです。
震災から3年目になって、支援はどうしたらいいのだろうと思っていましたが、お話の中で「遊びに来てほしい」という具体的な言葉を聞くことができました。一個人でできることは少なく、だからといって何もしなければ何も生まれません。忘れないこと、応援の気持ちでいること、などなど、あれこれ考える時間となりました。
フェイスブックなどで情報発信するというテーマでしたが、主体的に何かを見て、聞いて、取り組むということができた、意義深い機会でした。

仙台市青葉区 石井 充知さん(33)

仙台市青葉区 石井 充知さん(33)

「自分の命は自分で守る」ということ、つながりや感謝の気持ち。桜井理事長の話を通じてあらためて考えさせられました。閖上のみなさんの底力を感じ、とても良かったです。プロジェクトをきっかけにフェースブックを始めました。情報発信の手段の一つとして、活用します。職場の同僚や家族、友人にツアーのことを伝え、また閖上を訪れたいと思います。

仙台市青葉区 石館 志保子さん(56)

仙台市青葉区 石館 志保子さん(56)

震災の記憶が風化することのないよう、今でも活動している方がいらっしゃるという事実をあらためて感じました。
講話で聞いた朝市の櫻井さんの熱い話が響きました。復興の場面でのリーダーの大切さということを思いました。避難についてのお話の中で「勝手に決める」という言葉が出てきましたが、これが実は大切ではないかと思っています。避難のことだけではなく、つまりは「人任せではなく、自分の考えを持っておく」ということが何事につけても大切だと思い知らされました。
周りに流されない、そのためには、確かな経験に基づく知識が必要となります。震災を経験した者として、そして何かを伝える者として、これからも学んでいきたいと思っています。 今回はすばらしい機会を与えてくださり、たいへんありがとうございました。

仙台市太白区 岩崎 由紀子さん(55)

仙台市太白区 岩崎 由紀子さん(55)

プロジェクトに参加してフェースブックの利用の仕方を知りました。情報の収集や発信に活用し、震災を忘れないよう、風化させないように、できることをしていきたいと思います。ツアーでは、実際に被災地全体を自分の目で見ることで、写真や映像で見るのとは違う重さを感じました。閖上で食べた食事は本当に美味しかった。人情も温かかったです。

サッポロビール(株)東北本部東北未来プロジェクト 梅里 俊彦さん(51)

サッポロビール(株)東北本部東北未来プロジェクト
梅里 俊彦さん(51)

震災当時は北海道に勤務していました。1年経ってから宮城県に転勤してきました。企業として何か役に立てることがあるのではないかと、このプロジェクトに参加しています。
今回のツアーでは、閖上朝市櫻井理事長の本音の話が非常に心に響きました。被災地の方々がほんとうに必要としているものを教えていだいた気がしました。
復興は、残念ながらあまり進んでいないように思えますし、さまざまな場面で風化しつつあると言われていますが、テレビの映像や新聞、マスコミだけでは伝わらないことも多いので、こちらに来る機会を増やしたり、社内・外へさらに情報を発信していこうと思っています。そして何よりも、皆さんといっしょに明るく元気になっていきたいですね。

仙台市泉区 岡本 牧子さん(40)

仙台市泉区 岡本 牧子さん(40)

今に至るまでに、閖上ではどれほどのご苦労と悲しみがあり、どれほど再起に力を尽くされたか、思いを寄せるにつけ心が痛くもなりますし、また、勇気もいただきました。ゆりあげ港朝市の櫻井さんの話の中で「いろいろなことを想像してください」と何回も話していたことが印象に残りました。たいへんだった場面を「想像すること」がとても大切だと思いました。ぼんやり思い浮かべるのではなくて、その時のその人の気持ちにほんとうに寄り添うということだと思います。
フェイスブックは私には難しくてできませんでしたが、自分のプログで、また、おしゃべりなどで、発信していきます。いただいた勇気の力で、たくさん発信します。そしてまた閖上に遊びに行きたいと思います。有意義な一日をありがとうございました。

仙台市泉区 岡本 修丈さん(41)

仙台市泉区 岡本 修丈さん(41)

「今できること」と情報発信がどうつながるかということを明確に理解しないまま、今回のプロジェクトに申し込みましたが、セミナーに参加してみて、よく理解することができました。
自分たちのブログやホームページで発信することで、何かのサポートになるんだな、めぐりめぐって、知らないうちに、応援することになっていたんだなと、少しでも思えてよかったです。
プロジェクトには、こうしたきっかけづくりをしていただき感謝しています。
ゆりあげ港朝市の櫻井理事長にも力をいただきました。何か支援というとボランティアをしなければいけないのかと思っていましたが、櫻井さんは、来てくれるだけでありがとうと言ってくれました。それにしても、浜の人は迫力がありますね。

仙台市泉区 小野寺 辰男さん(61)

仙台市泉区 小野寺 辰男さん(61)

情報発信型プロジェクトの閖上地区へのバスツアー、たいへん意義のあるものでした。震災後、閖上に行くのは3回目です。朝市の櫻井理事長様のお話を聞くのも2回目ですが、何度うかがっても心に大きくかつ重く感じます。
日和山から見た景色。なんらかの手段で発信しないといけないと思いました。わずかなことですが、ときどき閖上も含めてその地域に直接訪れて、その場の風、雰囲気、人々の心を感じることが大切だと思っています。
そしてその感じたことを外部での展開につなげることができればと思います。その手段として、まだ不十分ですがフェイスブック等を活用して発信していきたいと思います。

埼玉県熊谷市 梶谷 誠さん(45)

埼玉県熊谷市 梶谷 誠さん(45)

桜井理事長や語り部の話を聞き、あらためて震災の大きさ、大変さを思い返しました。まだまだ復興が進んでいない閖上をまた訪れ、心を寄せていきたい。新聞などメディアからの情報と友人、知人から見た目線は、心への届き方、刺さり方が違うはずです。自分からも積極的に発信していきたいと思います。

仙台市若林区 唐木 健さん(27)

仙台市若林区 唐木 健さん(27)

ふだんは震災があったことすら自分の中でわからなくなっていました。何かしら今回のプロジェクトのような機会があって、意識することが大切だと思いました。
バスツアーに参加し、朝市協同組合の理事長、ささ圭の女将さんのお話を聞き、前向きに進んでいる姿に感動しました。閖上には以前に来たこともありましたが、地元の方のお話を聞く機会はありませんでしたので、このような場を提供していただいて、ほんとうにありがとうございます。
今後、情報を発信するとともに、自らも行動をできるよう自分なりに考えていきたいと思います。

仙台市宮城野区 熊倉 満さん(43)

仙台市宮城野区 熊倉 満さん(43)

閖上では、震災当日のビデオや桜井理事長の話を通じてあらためて震災の問題の奥深さ、悲しさを感じました。実体験に基づく話は心に響きます。防災に対する考え方や一番大切な命について考えさせられました。

名取市 斎藤 栄子さん(57)

名取市 斎藤 栄子さん(57)

私は名取市在住で名取で被災しました。3年たって自分に何かできることはないかと、このプロジェクトに参加しました。津波被災地には1人ではなかなか入れなかったのですが、きょうこういうかたちで自分の目で確かめることができてよかったと思います。
何かを発信することはたいへんなことですが、あらためて大震災ですべてのものを失った人たちのお話は迫力があり、とくに朝市の櫻井さんのお話は、一歩一歩前向きに計画を実現していっている様子が感じられ、すごい行動力だと感じました。閖上の方々の判断力、実行力はすばらしいと思いました。きょう感じた、この思いが、何かを発信していく基礎になると思います。これから、ますます少しでも支援活動ができればと強く思いました。これからも機会があれば参加したいと思います。

黒川郡富谷町 斎藤 恭子さん(54)

黒川郡富谷町 齋藤 恭子さん(54)

桜井理事長の「朝市は地元の人の買い物の場として盛り上げたい。観光で来てくれるお客様にもぜひ楽しんでいってもらいたい」という言葉が心に残りました。被災地の復興商店街などの中には、観光化が進み、地元を大切にする心が薄れてきているのではと心配していたのですが、閖上では温かさを感じることができました。支援する側もされる側も、感謝と思いやりを忘れずに関わっていけたらと思います。みんなが忘れないように、私も身近な人たちに伝えていきたい。

仙台市青葉区 佐藤 香世子さん(52)

仙台市青葉区 佐藤 香世子さん(52)

今回のプロジェクトで、初めて閖上に来ました。自分の知らないことが、まだまだありました。現地の声をどう発信できるかとても大事で、軽はずみな気持ちで書いてはいけないと思いました。言葉の持つ意味は良くもあり恐くもあり、と感じました。
ふだんからFacebookはしていました。ただ、おいしいものを食べてFacebookにアップすることはできますが、被災地の声をリアルにアップするのは、とても難しいです。
朝市の櫻井さんの話を聞いて、涙が出ました。その後、自分としてどう発信したらいいのか、たいへんな課題だと思いました。それに、発信するにはタイムリーでないとだめなのではとも感じました。今後、さらに言葉のことなども含めた、いろいろな勉強会など開いていただけるといいな、と思っています。今回の参加者の方々は、皆さん良い方々でした。

仙台市太白区 柴田 博美さん(62)

仙台市太白区 柴田 博美さん(62)

同じく震災の被害に遭った身ですが、桜井理事長の話を聞き、その苦しさの差を思って辛いものがありました。ただ、桜井理事長や閖上の方がたには力強さや忍耐強さを感じて今後に希望を持つことができました。このような機会を得られて、良かったです。

仙台市宮城野区 関 京子さん(56)

仙台市宮城野区 関 京子さん(56)

ゆりあげ港朝市の桜井理事長のお話は明るく前向きで感銘を受けました。力を感じました。私も、少しでもできることをしていけたらと思っています。

仙台市若林区 高橋 愛美さん(18)

仙台市若林区 高橋 愛美さん(18)

初めてこの「今できることプロジェクト」に参加し、最初は不安でしたが、いろいろな人に声をかけてもらい楽しく過ごせました。
そして、初めて閖上に行き、震災のビデオを見たりお話を聞いて、心が痛くなり、また自分が思っていた以上に知らないことが多いと実感しました。これから、もっと自分にできることを考えたいと思いました。
そして今日、家に帰ったらまず両親に、学校へ行ったら友達に、身近な人に今日聞いたことなどを話し情報を発信したいと思いました。

仙台市青葉区 武田 清十郎さん(65)

仙台市青葉区 武田 清十郎さん(65)

復興の進度が被災地によってバラツキがあるようです。閖上地区は、いちばん遅れている感じを受けました。その中で、ゆりあげ港朝市の朝市パワーはすばらしい! 協同組合理事長をはじめとした、朝市復興と今後のビジョンに向けた元気力には感動です。他地区にも拡げる力になることを期待したいと思います。
理事長の話は、とくに私は孫がいるので「軽自動車に小さい子どもと年寄りが閉じ込められて水が入ってくる」場面の話は、とても辛かったです。子どもたちの教育現場や遊び場の復興もまだまだと言われています。自分はスポーツボランティアをしています。スポーツを通じた活動、交流の場を設けて何かできることを続けていきたいと感じました。

仙台市宮城野区 丹治 久子さん(66)

仙台市宮城野区 丹治 久子さん(66)

閖上の朝市は震災前、何回か訪れたことがあります。新鮮な品物が多い印象でした。今回訪れた閖上は、特に空がきれいでした。桜井理事長の話は感慨深いものがありました。被災地をどう見守り、サポートしていけば良いか道筋が見えてきたように思います。

仙台市太白区 千葉 亜沙加さん(22)

仙台市太白区 千葉 亜沙加さん(22)

今回のバスツアーに母といっしょに参加して、閖上の復興についてお話を聞けて非常によかったです。
しかし、それと同時に私自身の勉強不足な面というか、同じ宮城県にいて、近い閖上で起こったこと、起こっていることについて、ほとんど知らなかったことに気づきました。
この状態で情報発信することは、間違ったことを発信することもありうるのではないかと不安な思いもあります。しかし、メディアでは流れない、リアルな現地の人の思いを聞けたことは大切にしたいと思いました。これをどのように発信するか、その責任を問われている気がします。

仙台市太白区 千葉 京子さん(54)

仙台市太白区 千葉 京子さん(54)

閖上の復興に関心がありました。今できることプロジェクトの情報発信型支援のバスツアーで訪問先が閖上でしたので、いろいろわかることがあるかもしれないと思い、娘もまき込んでいっしょに参加させていただきました。
閖上の皆様は、元気になっている方々が多くいらっしゃることに安心するとともに、まだまだ先が見えずに不安に感じている方々も多いと思いました。こういう機会に参加させていただいたことで、何かしら少しでも元気になっていただけるきっかけになれたらと思いました。ゆりあげ港朝市協同組合の櫻井様のような生の声を発する方が、もっといてくれること、またそういう話を聞く機会が増えてほしいと思いました。
震災の時のビデオを見て思い出したのですが、当時、近所の方が新聞(朝刊)を持って寄ってくれて、河北新報の有り難さを切に話していました。たった一枚の写真でも現実を思い知らされる大切さ! 河北新報は、どんなことがあっても、一面だけでもいいので、ぜひ発行を続けてください。

仙台市太白区 千葉 輝雄さん(65)

仙台市太白区 千葉 輝雄さん(65)

ツアーに参加し、あまりの被害の大きさに「何ができるのか」と考えてしまいました。本当に小さなことですが、今後は閖上の朝市などに買い物に来て、少しでも役に立てればと思います。今回見たり、聞いたりしたことを家族や近所の方に伝えていきたい。

仙台市泉区 富田 理恵子さん(20)

仙台市泉区 富田 理恵子さん(20)

初めて閖上を訪れました。震災当時の状況を被災した方から聞き、新聞記事などの文面で読むのとは大きな差があると感じました。情報を発信し、たくさんの人に閖上の現状や魅力を伝えていきたいと思います。

仙台市泉区 長島 心一さん(20)

仙台市泉区 長島 心一さん(20)

震災から3年が経ってもなお、閖上は更地が広がっており、驚きました。知り得たことを多くの人と共有するため、また自分で現地に足を運びます。閖上と朝市の変化を見ていきたいと思います。

塩釜市 芳賀 稔さん(65)

塩釜市 芳賀 稔さん(65)

閖上を訪れるのは2度目です。ほとんど復興が進んでいないと感じました。新聞やテレビなどのマスコミを見ても、風化しているように感じます。自分が見たこと、聞いたことを少しでも発信していこうと思いました。今度は家族を連れて港朝市に「遊びに」行こうと思います。

仙台市青葉区 樋渡 悦子さん(55)

仙台市青葉区 樋渡 悦子さん(55)

震災後、初めて閖上に行きました。両親の出身が名取で、震災では閖上でおじとおばが亡くなっていましたので閖上に行くのが恐かったのですが、今回行くことができてよかったです。
朝市の櫻井理事長のまっすぐで明快な意見に感動、涙でした。「来ていただく皆さんが楽しまないとだめです」という、「楽しくボランティア」のことばに心の重しがとれた気分です。ささ圭さんも、震災後もくじけないで活動していて、立派だと感じました。
情報発信といっても自分に何ができるか、わからなかったのですが、今回参加して、あらためて被災のことを考えさせられました。これからも自分にできることを、小さいことでも、ひとつひとつやっていきたいです。いつかあらためて、両親を連れて閖上に足を運びたいと思います。

仙台市太白区 福辺 徳明さん(48)

仙台市太白区 福辺 徳明さん(48)

被災した方の話は、新聞記事やニュースで知るのとは異なり、皮膚感覚として強く伝わりました。被害や復興の在り方について、地元の方が複雑な感情を抱えているということも分かり、単純に被災者とひと括りにしてはいけないという当たり前のことにも気付きました。あらためて、一緒に頑張っていかなければと思います。

仙台市太白区 福辺 由香吏さん(46)

仙台市太白区 福辺 由香吏さん(46)

楽しい、美味しいを共有しながら地元の方と触れ合えて良かったです。桜井理事長、ささ圭の女将さんの話を直接聞けたことは最大の喜びでした。組合の方が昼ご飯の準備などで一生懸命もてなしてくれたことも心に残りました。プロジェクトを通じ、フェースブックの発信の仕方も学ぶこともできて良かったです。まずは身近な知人に、見たことや聞いたことを報告します。

名取市 本田 道代さん(49)

名取市 本田 道代さん(49)

震災以来、初めて閖上を訪れました。桜井理事長や語り部の話を聞いてとても考えさせられ、支援の在り方を考える良いきっかけになりました。今後も閖上を訪れ、楽しみながら応援したいと思います。今回の体験を他県の方にも伝えられるよう、情報発信していきたいです。

名取市 本田 結万さん(17)

名取市 本田 結万さん(17)

実際に津波の被災地を見て、被災者の話を聞けて良かったです。震災当時の話をきき、あらためて考えさせられました。自分にできることがあれば、ボランティアなどをしていきたい。情報発信も大きな支援の一つだと思いました。

仙台市青葉区 正村 和洋さん(47)

仙台市青葉区 正村 和洋さん(47)

震災を体験した方の話を聞けたことはとても有意義でした。自分に何ができるか、少し気が付きました。私が発信することで、被災地の復興の輪が広がり、閖上の復興につながるのではないかと思います。またこうしたツアーを開催してほしいです。私も、東京や大阪にいる会社の同僚を招き、宮城や東北を知ってもらうツアーを企画したいと思います。

仙台市泉区 松浦 祥子さん(62)

仙台市泉区 松浦 祥子さん(62)

「家族を信じて、自分の避難を第一に考えること。家や車は捨てること」など、桜井理事長の話は鬼気迫るものがありました。それに比べて、テレビで観たほかの地域の避難訓練の様子は悠長な気がしてなりませんでした。南海トラフ地震など再び大きな震災が懸念される中、不安です。東日本大震災に学んでほしい。

仙台市若林区 若生 有吾さん(18)

仙台市若林区 若生 有吾さん(18)

私は震災前、津波で被害を受けた若林区荒浜に住んでいました。閖上は隣町です。ツアーで閖上を訪れ、荒浜に比べて復興が遅いと感じました。個人個人が震災を忘れないという気持ちを持ち、風化を防ぐために、プロジェクトで学んだフェースブックを生かして情報発信していきたいです。

仙台市太白区 須藤 扶美子さん(51)

仙台市太白区 須藤 扶美子さん(51)

とても濃い、実のある1日になりました。次はボランティア参加型の支援活動に参加したいと思いました。福島県の被災地に行くツアーも企画してほしいですし、行ってみたいです。ぜひ検討してください。

今回の「今できること」の紙面をPDFで見る