河北新報特集紙面2024

2025年2月25日 西宮市立浜脇中学校で震災伝承新聞を活用した特別授業(2年生)が行われました。

兵庫県西宮市立浜脇中学校

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浜脇中学校の生徒による人文字メッセージ

震災伝承新聞を活用した特別授業が行われました。
新聞を読んだ生徒215人の感想を紹介します。

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学年・クラスは2025年3月末時点

2年3組

林 蒼介 さん

 1年生で学んだ「地震が起きたら周りの人たちの行動を見て避難すること」も大切だが、最終判断は自分で行い、自分の命を守るということをあらためて思いながら震災伝承新聞を読みました。「震災の前より良い地域を作る」という記事には、地域の人々が協力して生活を立て直そうという強い思いがとても伝わってきました。
 「人と防災未来センター」では、南海トラフ地震では、30メートル超える津波が高知県などの太平洋沿いに来ると言われている中で30メートルの高さを実際に見て、「もしこの高さの津波が来たら、家も商業施設ものみ込まれ、ほとんど何も残らない」と思いました。阪神淡路大震災が起きた直後を再現した映像では、家や駅が一瞬で潰れ、コンクリ―ト製の大きな駅でさえも簡単に潰れており、地震の恐ろしさが伝わりました。同時にこれまで幾度も大地震が起きても諦めず、復興してきた人々がどれほどすごいのかをあらためて思わされました。
 南海トラフ地震では、阪神淡路大震災よりも広い範囲での被害が予想されています。今まで以上に食料の備蓄や避難経路の確認など、いつ起こるかわからない大地震に備えていきたいです。防波堤をさらに高くするなど地震への対策をしてもらいたいとも思いました。

島中 千晴 さん

 神戸での校外学習前に学んだ東日本大震災の被害と比べると、阪神淡路大震災は範囲が狭いと感じてしまうけど、もっと広範囲で津波も来るような地震だったら被害が大きかったんじゃないかと思いました。震災を体験していない僕たちからすると、大きな揺れが襲った時どんな気持ちか、冷静でいられるかなどは、体験者の話を聞いて想像したいと思います。可能性が高いといわれている南海トラフ地震が発生た時、生き残る可能性が高いのは、万が一に備え避難経路や避難方法を考えている人や、一度震災を体験した人だと思います。震災を体験していない僕たちは、事前に考えた方法で行動することが必要です。被害を少なくする「減災」は可能だから、誰もが取り組むべきと考えます。

村上 優空 さん

 「人と防災未来センター」での校外学習で、阪神・淡路大震災の恐ろしさを初めて知った。今までは写真などで習っていたけれど、校外学習で見た地震のシミュレーションでは、揺れの中盤で最も揺れが大きい「主要動」になった途端、建物が一気に崩れており、「怖い」が「恐ろしい」に変わった。河北新報の震災伝承新聞で知った東日本大震災では、地震に加えて津波も発生しており、さらに恐ろしさが増すと思った。

学年・クラスは2025年3月末時点